英語キーボードって「かな」の表示がないだけでしょ?
なんかスッキリしてていいじゃん。
ローマ字入力だし、特に問題ないんだけど……
問題なくないのです!!
最終的には完全に好みの問題となるのですが、
「『かな』がキーに書かれていないだけ」
の認識で購入してしまうと、エライことに…… いや、そこそこエライことになってしまう英語配列キーボード。
一般的な日本語配列のキーボードとは、何かと違いがあるのです。
その違いを「デメリット」とするか「メリット」と捉えるかにより、「おススメする派」「おススメしない派」も真っ二つに割れています。
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お馴染みの日本語配列のものとどこが違うのか?
「おススメ派」の人たちは、なぜあえて英語キーボードを使っているのか?
まずは、ここ、押さえておきましょう。
その上でどちらにするかを決めても、ちっとも遅くはありません。
というより、知らずに買ってはアウトです。
英語キーボードを使うことは皆さまにとって「メリット」になるのか。
「デメリット」でしかないのか。
徹底的に調べてみました。
購入前のご検討にお役立ていただければ幸いです。
それではまずは「日本語配列キーボード」とマルっと違ってくる部分から見ていきましょう。
英語キーボード(USキーボード)は日本語配列(JISキーボード)とどこが違う?
今では何とも思いませんが、生まれて初めてキーボードを見た時の衝撃、「なんでこんなにアルファベットの並びがメチャクチャなんだ?!」
これはもともと、タイプライターが誕生した時に採用された配列なのですね。
アルファベットのキーの一番上の配列をそのまま左から順に6文字取って「QWERTY配列」と呼ばれるものです。
「素早く打てないような配列にして、タイプバーが絡まることへの防止とした」
「習得に時間のかかる配列にし、せっかく習得しのだから使い続けようと思わせることで、市場を独占しようとした」
などなど、理由には様々な説がありますが、
……要するに、打ちやすい配列ではないのです。
ですがたいていの方は、この配列に慣れ、そこへの不自由を感じることはほとんどないかと思います。
ここは大事。
人は、慣れるのです。
さてさて、現在にまで受け継がれているこのアルファベットの配列が世界基準、そしてUSキーボードの並びです。
JISキーボードもこの「QWERTY配列」を採用。
アルファベットと数字の配列はUSキーボードと同じです。
が、ひらがなは50音。
アルファベット全26文字の2倍近くの数があるのですね。
ですので、基準である「QWERTY配列」にそれだけのひらがなを割り振る(詰め込む)ことになります。
JIS配列のキーボードが、
「なんかゴチャゴチャしてて、やかましい……」
となるのは、そのため。
JISキーボードでは1つのキーに割り当てられている文字や記号は、最大で4つ。
USキーボードでは2文字以内です。
非常にスッキリ。
1つのキーに書かれた文字・記号は、シフトキーを押すか押さないかだけで使い分けることができます。
楽チン。
例えばUS配列では「;」と「:」の2つが一つのキー上に配置されています。
JIS配列の「;」のキーには、他、ひらがなの「れ」「+」。
割り当てられている文字数の違いもさることながら、同じキー上にある文字(は総数の問題で仕方がないにせよ、特に記号)の配置に意味がないのです。
US配列では、上記の「:」と「;」や「‘」「“」など似たような記号同士が1つのキーにあり、また、カギカッコの始めと終わり(「・」)など対になる記号は左右で配置されています。
JIS配置でのカギカッコは上下で配置。
「‘」「“」に至っては「2」と「7」のキーに離れて配置です。
バラバラに置かれているものが多いのです。
さらに、それぞれのキーには全部で4つの文字・記号。
シフトやかな変換・英数変換キーを駆使してこれらの文字を打つことになります。
ここも違いのひとつです。
また、英語圏で主に使われるものなので、その使用用途は「英語を入力する」ためのものになります(当たり前なのですが……)。
必要のない「かな文字」がキーにふられていないだけでなく、
「日本語で文章を打つ時に頻繁に使われる『変換』の概念も英語にはなし」
これは大きいです。
つまり、
「変換」=「エンター / リターンキー(enter / return)」
USキーボードのエンターキーは見慣れた逆L字というか、テトリスで落ちてきたらちょっと悩む形のアレではなく、横長なのです。
英文ではエンターキーは改行にしか使われないため、見た目にもわかりやすい大きさにする必要がないのですね。
キーボードでは数字の書かれた列、アルファベットの並ぶ列、さらにその下のアルファベットの並ぶ列、とキーが、まっすぐではなく少しずつ斜めにズレて配置されています。
頻繁に使われるキーのため、エンターキーはその2列分を占めています。
だから打ちやすく、間違いにくい。
ただの形の違い、と思われるかもしれませんが、慣れるまではもの凄い率での打ち間違いが起こるはずです。
キーッ! とかマーッ! とかの叫びが量産されることに。
おそらくこれが、メリット・デメリットに分かれる違い部分かと思われます。
以下、ここまでではないものの、JISキーボードとは異なる部分をとりあえず列挙していきます。
これらが「メリット」となるか「デメリット」となるかを、その後検証していきましょう。
- デリート(delete)キーが大きい
- スペース(space)キーが横に長い
- シフト(sift)キーも大きい(横長)
- 文字配列がJISに比べ中央より(JISは左寄り)
- かな入力、不可
- JIS配列では表記のあった記号の一部がキーにふられていない(類推は可)
- 「かな変換キー」「変換 / 無変換キー」がない
- 配置が違う
- キーボード自体のスッキリ感が違う
- Mac book proなど、購入時にJIS / USの選択可能なものもある
- 日本におけるシェア率が違う(JISの一人勝ち)
「デメリット」として捉える
「メリット」ではなく「デメリット」からでごめんなさい……ですが、いきます。デメリットです。
まずは、
ローマ字入力ではなくかな入力をしている方です。
USキーボードを使ってのかな入力もできなくはないのですが「できなくはない」だけ。
わざわざ変える理由がないです。
JISキーボードの優れているところは、世界基準であるUSキーボードに日本語要素を盛り込んでいること。
かな入力に対応できるように作られていることです。
例えば「例えば」と打つ際、かな入力であれば「た・と・え・は・濁音」の5過程。
ローマ字入力では「t・ a・ t・ o・ e・ b・ a」の7過程。
長文を入力する際には、この工程の差は結構大きくなります。
ローマ字の総数はひらがなに比べ少ないため、キーの位置を覚えるのは楽です。
そのためローマ字入力が「多数派」となっているのですが、かな入力の方が実際には打鍵数の少なさでは勝っているのですね。
入力方法を「かな」から「ローマ字」に変えてまでUS仕様にするメリットは、海外(英語圏)に行くことになった、職場のパソコンが何がなんでもUSキーボード(変更不可)、くらいしか思いつきません。
変える必要なしです。いや、変えてはダメ。
せっかく習得したのに、もったいないです。
(ローマ字入力より、かな入力を習得する方がかなり大変です)
続いて、
これは駆使する文字の総数によるもの。
先ほど書きました通り、US仕様は配置が合理的です。
JISはそれほどでも。
つまり、記号の割り振りがJIS仕様のものとは想像以上に違ってくるのですね。
JISキーボードでホームポジションを崩さずブラインドタッチを完璧にこなせていた方ほど、USに移行した時の違和感は酷いと思います。
ここも、慣れるまではデメリット。
慣れるまでに時間を要する、というデメリットでもあります。
初めてのパソコンであれば、何の問題もないのです。
ですが、慣れ親しんだ配列(記号)への習得率が高ければ高いほど、おそらくイライラ度は増すはず。
不満も問題もなくJISキーボードを使っている方にも、取り立てておススメするような理由はありません。
そして、
これは相当なデメリット。
かなに変換できないと、日本語が打てない……
Mac、Windowsともに方法はあるので大丈夫なのですが、JISキーボードであれば必要のなかったプラスの動きが必要となってきます。
- Mac:「コントロール(control)キー」+「スペース(space / 下に配置されている一番長いバーのこと)キー」
- Windows:「オルタネート(オルト / Alt)キー」+「~」
この操作で変換できるのですが、実際、ここが個人的には一番不便に感じているところ。
さらに「シフト」+「Caps LocK」で、「全角・半角」が切り替わります(Windows)。
── もう……ややこしい。
軽くイラっとします。
慣れなのでしょうが「かな変換キー」一発でOKなJISキーボードの便利さとは比べ物になりません。
また、フリーソフトを使い、キーごとの割り振りを変えることも可能。
(Macなら「Karabiner」や「〇英かな(←〇部分はMacのコマンドキーと一緒に書かれている記号。表示できませんでした。すみません)」
Windowsでは「key swap」など)
「純正じゃないものを使うのはちょっと……」という方も多いようなので、ここはデメリットとしてはかなりネックとなる部分だと思います。
ないです。
が、これに関しては「別にいい」としか感じません。
このキー、普通に配置されているJISキーボードでもそれほど使われることのないキーのような気がします。
そして最後。
これはデメリットというより、パソコン側の認識の問題なのですが、Windows10で使う際の注意点です。
通常のJISキーボードですと、仮に外付けの場合でも、有線、無線ともにそのまま使えるのですが、「英語」キーボードですので、言語の設定を変更する必要があるのですね。
デメリットというほどのものではないと思うのですが、ひと手間ではあります。
一応変更手順を以下に書かせていただきますが、Windows10以外の方には、関係のないものとなりますので、読み飛ばしてしまってください。
Windows10でUSキーボードを使う際の言語設定
一般的な確認方法は「シフト」+「2」です。パソコンがUSキーボードをJISキーボードと勘違いしている場合には「“」が刻印されます。
正確に判断してくれていれば「@」に。
確認してみてください。
「@」なら、問題なし。
「“」だった場合の対処法です。
(Windows10でもこのようにならないこともあるようなので、そうであれば大丈夫。ここはスルーしてください)
まずはタスクバーの一番右にあるアイコンをクリック。
もしくはディスプレイ上を右クリックで「個人用設定」を選択。
タスクバーの右端のアイコンからいく場合には、タイル状になっている選択項目から「すべての設定」。
「個人用設定」なら開いた画面から左上の「ホーム」を選択してください。
これでどちらからの場合でも「Windowsの設定」の画面が出てくるかと思います。
2列目中央あたりにある「時刻と言語」をクリック。
展開した画面の左にある項目のうち今度は「地域と言語」をチョイスです。
「国または地域」はそのまま「日本」。
少し下に「+言語の追加」、ここもスルー。追加しません。
その下の「日本語 Windowsの表現言語」をクリックです。
真ん中に表示される「オプション」を選択してください。
「ハードウェアキーボードレイアウト」の下の「レイアウトを変更する」ですね。
クリックすると「日本語キーボード(106 / 109)」と表示されているかと思います。
ここをクリックすると「英語キーボード(101 / 102)」が出てきますので、ポチっとしてください。
で、「サインアウト」をクリック。
再起動(勝手になります。サインアウトしたので)後、「シフト」+「2」を押してみてください。
「@」が刻印されればOK。
無事パソコンにUSキーボードとして認められたことになります。
この瞬間、たぶんですが、ちょっとうれしいです。
(※ Windows10での設定方法・お終い)
さてさて、大体この辺りがUSキーボードを「おススメしない派」の方々の挙げられているデメリット部分。
英語圏で使われることを前提に作られているキーボードなので、そもそも日本語をタイプすることなど1ミリも考慮されていないのですね。
だからこそ「JIS(日本語配列)キーボード」があるわけなのですが、USキーボードを愛してやまない方々は相当数いるのです。
彼らはどの部分に魅力を感じて使い続けているのか?
続いてUSキーボードの「メリット」について、見ていきましょう。
「メリット」として捉える
前述の通り「USキーボードはおススメしない派」の方たちの多くがまず挙げる「エンターキーの小ささ」。実はこれは「おススメする派」の方たちにとってはかなり重要な「メリット」部分となっているのです。
実際にUSキーボードのエンターキーは小さいです。
文字や数字の当てられているキーよりは大きい(長い)ですが、JISキーボードでの「シフトキー」程度の大きさ(長さ)です。
(MacとWindowsでは若干仕様が違います)
そしてここがポイントとなるのですが、
大きさはありませんが、ホームポジションを崩ずさなくても、そのまま小指が届く距離にあるのです。
これもひらがなとアルファベットの総数の差からくるもの。
JISキーボードでは、文字数の関係で右側に配置されているキーまでが遠いのです。
JIS配列では「P」から2つ先、その下の列の「L」から3つ目の位置に「エンターキー」が配置されていますが、USキーボードでは「L」の2つ隣りが「エンターキー」。
キー1つ分距離が変わってくるのです。
指の長い方、もしくはホームポジションを特に気にせずタイプする方では話が変わってくるのですが、この近さはかなり楽です。
確かに見た目の大きさでは劣るため「よし、決定!」のように、独立して打つ場合には一瞬探すことも。
ですが、小指がムリなく届く範囲であるためライティング中に打ち間違いでイライラすることはほとんどないかと思います。
JIS配列ではエンターキーを打つたびに、若干ホームポジションをズラす必要があるため、あの大きさとわかりやすい形は必須。
その必要がないほど距離が近いので、US配列では大きさとわかりやすい形が不要、といった感じです。
これはあくまで個人的な感想ではありますが、USキーボードをお使いの方たちが「メリット」として挙げている点でもあるのです。
同様に大きめの「バックスペース / デリートキー」「スペースキー」。
この2つのキーも、ホームポジションに手を置いたまま打つのに適しています。
特に「バックスペース(デリート)」、JIS配列のものは小さいのです。
間違えた文字を消したいのに、
そのキーを間違えて打つとか……
な状況から解放されるかと思います。
そして、この中央寄りの配列は美しい。
左右のキーサイズにほぼバラツキがなく、必要最小限(アルファベット全26)の文字と記号が整然と並んでいる見た目の気持ちの良さはさすがです。
特にMacユーザーの皆さま。
Macのこだわりは「よりシンプルに」です。
先ほどもチラッと書きましたが、Mac book proなど、購入時に「JIS」「US」、どちらの仕様のキーボードにするか選ぶことができる、とあっては、USキーボードにしたい、と思われる方が多いのにも納得。
「アップルオンラインストア」では、JIS配列のものよりUS配列キーボードの方が販売総数が多いそうです。
Windows版も含め、大手通販サイトでも購入可能。
ですが、
圧倒的に多いのはJIS配列キーボードの方なのですね。
それでもUSキーボードがかなりの愛好者を集めているのは、
- 「かな変換」のわずらわしさを何とか克服できれば(慣れで)、ホームポジションを崩さずにJIS配列のものよりスムーズなパイピングが可能
- 麗しいほどに見た目がシンプルで整然とした配置が魅力
こうしたメリットがあるからなのです。
「メリット」になる人・「デメリット」になる人のまとめ
やっぱり最終的には好み。この一言に尽きるのですが、USキーボードは使いにくい、とされる、
に関しては、人によっては「メリット」になることは事実です。
ただし、
は「デメリット」でしかないです。
非常に面倒くさい。
そして、
については、
→ 「コンパクトだからホームポジションを保ったままタイピングができます」
です。
多くの方が現在使われているのは「JIS(日本語配列)キーボード」の方かと思います。
どちらのキーボードが優れているか、というのは結局のところ「慣れ」に左右されることなので、何とも言えません。
お好きな方を使い、慣れていけばどちらも優秀で使いやすいキーボードなのです。
「でもUSキーボード使ってみたい!! でも……」
了解です!
では最後にもう一度、JISからUSへとキーボードを変えると、どのような違いが出てくるのかをまとめていきましょう。
その変化を「メリットだ!」と思えればUSキーボードへGO! です。
「やっぱ、使いにくそう……」ならUSはただの面倒くさいキーボードにしかなりません。
JISも優秀です。
といいますか、普通がJISなのです。
- キーに「ひらがな」表記がなくなる
→ ローマ字入力には何の問題も生じませんが、かな入力では完全なブラインドタッチが要求されることに。
→ USキーボードをかな入力に対応させることもできなくはありませんが、割り当てられる文字が打ちにくい位置に行ってしまったり、シフトキーを多用することになったりします。
→ かな入力ではJISキーボードの方が断然楽。 - 一つのキーに配置される文字数が2文字以内と少なくなる
→ 2つの文字の選択が「そのまま打つ」か「シフトキーを押す」か、だけで済むように
→ ただし、その配列をまずは覚える必要あり(JIS配列とは異なるため) - 配列もJISに比べ合理的な配置に
→ 同じくその配置を覚える必用あり - 「バックスペース / デリートキー」が大きくなる
→ ホームポジションのまま指の届く位置になり、打ち間違いがちょっと減る - 「スペースキー」がかなり横長に
→ これもちょっと便利 - 「リターンキー」が小さくなる
→ 距離的には近くなるため、ホームポジションを保ちながら小指でムリなく打てるように
(ここが「メリット・デメリット」どちらと捉えるかで大きく分かれる部分です) - 「変換 / 無変換キー」がなくなる
→ ここにはそれほど不便を感じないかと思います…… - 「かな変換キー」がなくなる
→ これは不便。非常に不便。
→ MacでもWindowsでも2つのキーを使うことにより切り替えることはできますが、それでもやはり面倒
→ 無料アプリでキーへの割り当てを変えることも可能 - Windows10ではUSキーボードがJISのまま認識されることもある
→ 一度設定してしまえばその後は問題なく使えますが、その設定、またが設定しなければならない、ということ自体が面倒 - キーボードがスッキリする
→ スッキリはします。ここをメリットとする方も多いのですが、あくまでこだわる方にとっては、という程度かと……
→ ですが、コンパクトになることでホームポジションを保ったまま、ほぼすべてのキーに手が届くようになることはUSキーボードならではの特徴です - 日本でのシェア率において、マイノリティになる
→ 一般的なコンピュータのほとんどはJIS配列です。
公の機関等、外出先での入力を「使い慣れていない方の配列」で行うことに
→ 職場など、日常的に使うパソコンがJIS配列の場合には、ストレスを感じることにも - ドヤ顔率が上がる
→ これもたまに聞く意見ですが、案外パソコンやキーボードに興味を持っている人は少ないようにも感じます……
他人に対するものより、いい意味での「自己満足」の方がメリットになるのかもしれません……
終わりに……
私事で恐縮ですが、一番違和感を持ったのは、JISからUSに変化したことより、キーボード自体が変わったことによる打鍵感の違い。本当に個人的には、です。
JISがいいか、USがいいか、というのは結局は「どちらを使いたいか」なのだと思っています。
ですので、
「何となくカッコいいからUSキーボードにしたい! 」
これはもう、十分すぎるほどの理由です。
使いたいと思って使っていくので、習得率が上がる。
せっかく習得したのだから、使い続けていきたい。
まさに「QWERT配列」で市場を独占しようとしたタイプライター誕生時の狙い通り。
(※ この配列となった理由は諸説入り乱れているため、本当にこれが理由であったかは謎です)
使いたいと思ったものを使っていけば、間違いなく慣れてもいきます。
カッコいいから使いたい、でも、使いやすいから使いたい、でも、最終的に慣れていくことは間違いありません。
英語キーボードを選択して「こりゃ、自分には向いてない」と思ったら、外付けという手もありますし、そもそもデスクトップ型なら新たに購入すればいいだけです。
逆でも同じ。
「英語キーボードはありだと思う?」
と聞かれたら、
「私にとってはありだと思っている」
が答えです。
が、英語キーボードにはメリットもデメリットもあります。
ムリしてUSキーボードにする必要はないかと思います。
ですがUSを使いたいのであれば、必ず使いこなせるようになるはず。
皆さまが「やっぱ、自分に合ってるのはこっち」と思えるキーボードに出会えることをここからこっそり願っております。
(そして、打鍵感は結構大事です。関係ないですが、私はキーストロークが深いものでないと、タイプミスが恐ろしいまでに増えます)
皆さまのキーボード選びの参考に、少しでも役立つことができていたらうれしいのですが……
今回も最後まで長文におつき合いいただき、本当にありがとうございました。