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Q.1個300円の「たい焼き」を現金で買っていくお客さんと、クレジットカードで買うお客さん。

お店側が、より儲かるのはどっちのお客さんの方~だ? 



クレジットカード

……「1個300円もするたい焼き」というのが気になって、話が入ってこない……

── じゃあ、1個100円でいいです……


単純に考えますと、お店側が儲かるのは現金で買ってくれるお客さんの方。


現金なら丸々「100円」の売り上げ。

クレジットカードでは一般的に4~7%の決済手数料(加盟店手数料)がかかるため、仮に真ん中を取って5%の料率としてもお店に入ってくるのは「95円」。


このようにクレジットカードで支払われることは、お店側にとって、わかりやすく「損」なのです。

でも、カード決済OKは案外普通。


メリットもあるからなのですね。


    手数料を引かれてしまうのにクレジットカード決済を導入している店舗が増えているのはどうして?

    初期費用だってかかるでしょ?

    もしかして、クレジットカードで支払いをするとお店の人にとって迷惑になるの?

    でも、見えやすいところに「クレジットカード決済OK」的なシールって貼られてるよね?

    いや、これにはきっと何か理由があるに違いない……!



はい。
ですので、メリットが……


ただし、どのような場合でもメリットになるわけではなく、当然デメリットに転じてしまう場合もある。


今回は、

「クレジットカードの導入」にまつわるお店側のメリット・デメリット

についてのお話です。


実際、100円のたい焼きをカードで支払うのはどうかと思いますが、皆さまの「カードでお願いします」と、お店側の「はい! 喜んで!」関係が今後も快適なものでありますよう、少しでもそのお役に立てましたら幸いです。

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クレジットカード決済を導入すると、何が変わる?


では、冒頭の例「和菓子屋 もみじ」のたい焼き問題についてもう少し掘り下げて考えていきましょう。


たい焼きは「1個100円」。

10人のお客さんが現金で買っていけば「1000円」の売り上げ。

全員がカード払いなら「950円」。


明らかにです。


ですが、これはあまり現実的ではありません。

(そもそもカード払いの例に100円のたい焼きを使っていることがまず現実的ではないのですが、そこは措いておきます)


今まで現金で買っていたお客さんは、クレジットカードが使えるようになっても、大抵今まで通り現金で買ってきます。

仮に「じゃあカードで買うかな」という方がいても、全員が、ということはほとんど考えられない。


ですが、


「ここって、カードOKみたいだぜ。楽屋の差し入れ用のたい焼き150個、ここで買っとくか。今、持ち合わせそんなにないしな」


のようなことも起こり得るのですね。


また、カードOKのステッカーを見て入ってきたお客さんも、さすがに100円のたい焼き一つをカードで買うのはちょっと恥ずかしい。

そこで、


「お正月用和菓子セットの予約と……あと、たい焼きも一つ。一緒にカードでいいかしら(本当は今、たい焼きが食べたい)」


いわゆる「ついで買い」をしやすくなる傾向にあるのです。


高額商品を扱っている店舗などでは、もうクレジットカード決済を導入していないとどうにもなりません。

ウン100万円もするアクセサリーなど、キャッシュで支払う方もいるかもしれませんが、ほぼほぼカード。

しかも分割。


確かに手数料は引かれてしまいますが、クレジットカード決済を導入していなければ、それ以前に買ってくれる人がいなくなってしまうのです。


では、どちらかというと低価格の商品やサービスを扱う店舗、例えば軽食を提供するカフェなどではどうか。


こちらの場合は「デメリット」となってしまうことも少なくありません。

「決済手数料」ですね。


現在では従来の「据え置き型」と呼ばれるカード決済(機)だけではなく「モバイル決済」も徐々に勢いを増してきているため、この限りではなくなってはきているのですが、比較的少額の商品・サービスを提供している店舗等では、ここがネックとなってきます。


加えて「初期費用」


導入とその維持、どちらにも費用がかかるのです。


── とこのように、メリットばかりというわけではないのですが、まずは「クレジットカード決済OK」の店舗が増えているのはなぜか、について。

こちらから見ていってみましょう。

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それでもお店側がクレジットカード決済を導入するわけ


前述の通り「クレジットカードが使えるなら」という新規のお客さんと「クレジットカードを使うのだから」とついで買いをしてくれるお客さん、つまり、

  • 集客効果
  • 1回の買い物で支払われる額(客単価)アップ
まずは、この理由が挙げられます。


そして「現金」をそれほど多く置いておかなくてもいい、というのも大きなポイントです。

強盗などから売上を守ることができる、という物騒なメリットの他「釣銭の管理が楽」になる。

ここは地味ですが現場にとってはかなりのメリットになります。


大手スーパーなどには、受け取った金額をそのまま入れれば自動的にお釣りが出てくる賢いレジもありますが、手動(?)でいちいち1円単位までお返ししていくのは非常に手間がかかる。

その上、釣銭が切れたら、猛ダッシュで両替に走らなければなりません。


レジ、ストップ。

お客さんの流れもストップ。


効率最悪です。


飲食店でもそうですね。

お客さんの回転率こそが売り上げアップのカギ。


釣銭を切らしている場合ではないのです。


これがカード払いなら心配なし。

お客さん・店員さんどちらにとってもストレスフリー。


さらには、団体客も見込めるようになってきます(飲食店の場合)。

会計時にカードで支払えば「ポイント」もたくさんつくことに。


その恩恵にあずかれるよう、幹事さんはかなり本気で「カードOKのお店」を探しているのです。

お店の出入り口等に貼られたカード会社のロゴ入りステッカーにより、


「ここはポイントの貯まる店 = お得 = 会場候補」


の図式が成り立ちます。


また、近年増え続けている海外からやってくる観光客の方々。

彼らは基本カード払いです。


日本円にわざわざ両替することなく使えるクレジットカード決済は便利かつスマート。

もはや選択肢に「カードの使えないお店」はないようなものです。


クレジットカード決済の導入は、増加傾向にある海外からの観光客の皆さんに選ばれる店舗になるためにも一役買ってくれているのですね。


特に、お土産屋さんや日本の伝統文化に触れたい、と思っている海外の方たち向けの施設、あるいは教室(お茶や着付け等)などではかなりのメリットになるかと思います。


また、ついでに言えば「クレジットカード決済OK」というのはそのカードの「加盟店」であるということ。

これには審査に通ることが条件です。


クレジットカードを私たちが持つのにも審査が必要。

加盟店になるにも審査。


信用で成り立っているサービスだからです。

つまり「加盟店である」ということは「信用できる店舗である」の証明にもなる。


ここもポイントの一つ。

その店を選ぶ理由にも繋がってきます。


もうこうなってきますとクレジットカードを導入しない理由を探す方が難しいように感じられるかもしれませんが、大丈夫。

案外簡単にその理由は見つかります。


先ほども書きました比較的低価格でのサービスや商品を提供している店舗など。


導入すれば確かに上記のようなメリットを得られる可能性はあります。

ですが「手数料」の問題がある。


そして「導入したところで誰も使わないかもしれない」という問題もあるのです。


セルフサービスで飲み物などを提供するお店や、まちに昔からある魚屋さん、駅の売店などでもそう。


    「奥さん、今日はいいサバが入ってるよ!」

    「じゃあ、いただこうかしら。カードでお願いね」

    「……へい。毎度あり」

違和感がすごいです。

天井からぶら下がっている、あのザルみたいなのからジャラジャラとお釣りを手渡してほしい。


    ── 誰も使わなくても、多少手数料が取られても、集客効果があるんならいいんじゃない? 使わないなら「ついで買い」のメリットはなさそうだけど……


「カードが利用できる」ということがお客さんにとってメリットにならなければ、あまり効果はないのです。


「○○駅の売店ってカード使えるんだって。降りる駅じゃないけど、あそこでガム買ってこうか」


── は、ないです。


駅の売店で定期的に新聞などを買っている方たちの多くにとって大事なのは、ぴったりの小銭を用意して、


「お金を渡す → 受け取ったら速攻で電車に乗り込める」


ポイントなどもこの際、どうでもいい。


また、たまたまぴったり用意できなくても、店員さんが数種類のお釣りパターン(新聞用・栄養ドリンク用などの)を大量に用意して待ち構えていてくれています。

カード払いではむしろ遅れを取ってしまう。


売店の利用客・販売員、彼らはともにプロです。

現金扱いのプロ。


この連係プレイにカードは到底敵いません。


もちろん、1部130~170円程度の新聞代にいちいち5%などの手数料率がかけられたら売上自体が激減する、という直接的な理由もあります。

ですが、


「そもそも購買者側が『カード利用可』であることに何の魅力も感じていないから、アピールポイントにもなりようがない」


ということもメリットが享受できない大きな要因の一つ。


同様の理由で、居酒屋や小料理屋などに比べ1度に使われる額が少なく「回転率」の高さにシノギを削るカフェや喫茶店などでも導入するメリットは少ないものとなるのです。

(数百円の飲み物にカードが使えないことに、おそらく皆様、何の不満も持っていないため)


    ── でも「もしかしたら」に備えて、決済用の端末、置いておくくらい、いいんじゃないの?


……置いておかない方がいい場合の方が多いのです。


では続いて「置いておかない方がいい理由」。

デメリットについていってみましょう。

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導入しない方がいい理由は?


まずは「導入」のために店舗側がしなくてはいけないことを軽く見ていきます。

「軽く」でも結構面倒くさいです。


── さてさて、クレジットカードには「VISA」や「MASTER CARD」「UC」「JCB」「AMEX(アメリカンエクスプレス)」「DINERS」など大手国内ブランドだけでもいくつかの会社があります。


真逆ですが、導入する店舗側ではなく、利用する私たちサイドの視点で考えてみましょう。


「MASTER CARD」しか持っていない人は「JCB」のみ取り扱いの店舗でのカード払いはできません。

「JCB」を使っての支払いがしたいなら、本人確認や各種証明用書類を集め、必要事項を記入し、カード会社に提出。

カード会社の審査に合格すれば、晴れて数日~数週間後にはカードが送られてくる、のような流れですね。
(即日発行可のカードもあります)


こうして初めて「JCB」のみ取扱店での買い物やサービスが受けられるようになる。


ただし、その月に「MASTER CARD」「JCB」の両方を利用した場合には、翌月の引き落とし日は会社ごとに別々の日にちになってしまいます。


また、わざわざ新しくカードを作るのも面倒なので、今持っているカードが利用できる他の店で、同様の商品を探したりするかもしれません。

実際、そっちの方が楽。

カードが発行されるまでの期間、待っている必要もなし。


ですので、自分の持っているカードが使えるかどうか、ということは利用者がお店を選ぶ際の判断基準としてはかなり重要。

が、持っているカードの種類は人によりそれぞれなのです。


店舗側としては、できることならどのカードを持っているお客さんにも対応できるようにしておきたい。

そのためにはより多くのカード会社の加盟店になる必要が出てきます。

その方が、集客が望めるからですね。


ですが、上記の「引き落とし日がカード会社によって違う」ことからもわかります通り、各会社ごとに決済システムや、店舗への支払日(入金日)、加盟店として契約するための手続き方法、審査の基準などなどはバラバラ。


それぞれのやり方に合わせ、個別に契約を交わしてしていくこととなります。


カードを作る際にもたいていの場合では「即発行」とはならなかったように、導入のための審査にも時間がかかります(審査の際の事務手数料も必要)。

その期間ですら、それぞれに異なってきます。


本当に手間も時間もかかるのですね。

これが「直接契約方式」。

自力で1社1社と契約です。


    ── これは……挫けるかも……


そこで「決済代行会社」の登場。


上記の雑多かつ煩雑な手続き・交渉等を一切合切引き受けてくれる上に、導入後の決算の処理法や支払い日なども1つにまとめてくれ、さらにはセキュリティ対策までをも提供。

まさにその名の通り、各店舗の苦労パートのすべてを代わりに行ってくれます。


── 決済代行会社、 ナイス。


はい。
ナイスなのです。


が、当然慈善事業ではないため、ここでも手数料は発生。


「カード会社への加盟店手数料(決済手数料)」

「決済代行会社への手数料」



支払は2つに増えることに。


ここがクリアできるのであれば代行会社にお任せすることはメリットになります。

省きたくなるような手間、時間、便利になるはずの「カード決済導入」により、むしろ増えてしまう処理等がすべてお任せできる。

セキュリティ対策にまで気を使ってもらえる。


確かにお助けシステム的強い味方ではあるのですが、それなりに費用も増していきます。


何度も同じようなことを言ってしまい大変申し訳ないのですが、クレジットカード決済を導入すればお客さんが増えることも「ついで買い」のケースが増えることも事実です。


が、そのためには満たすべき条件があり、それが、


「その店舗の商品やサービスをカード決済できることが、利用者のハートを掴むことにも繋がるか」


ここがクレジットカード決済を導入する店舗側の「メリット・デメリット」にも連動してきます。


初めにかかる導入費用もあれば、決済手数料などの固定費(維持費)もかかります。

手間や時間も相当なもの。

少し楽をしようと思ったら、決済代行会社に頼むことに。

導入時もその後も楽になりますが、カード会社と代行会社、2つへの手数料が発生です。


ムリして導入しても仕方がない、どころかムダなマイナスを増やすことに。


    ── わかった……オレも男だ。潔くあきらめよう……


この決断も大事。
でも、


「それ、ちょっと早すぎ」


であったりもするのです。


クレジットカード会社の審査に受かるということは確かに「信頼のおける店舗」の証となります。

だからこそ、代行会社にお願いしたくなるほど、煩雑で面倒で厳しい審査があるのです。


── ですが私自身、


「このお店はカードが利用できる。ならば信用のおけるところに違いない」


を基準にお店を選んだという経験がありません。

単純に、


「あ、カード使える。ラッキー!」


が動機。


    ── それなのにそこまでの手間暇と費用をかけての導入ってどうなのよ?


といったわけで(ではないかもしれませんが)、最近では手間も暇も費用もほとんどかからない「モバイル決済」という手段も登場してきました。


「モバイル」の名称からも想像のつきます通りスマホやタブレット端末を使った決済法です。


名前が何となくチャラい……


……ですがその分、びっくりするほど導入が簡単なのです。


今や回転ずしや焼き肉店でもタッチパネルでの注文が可能な時代。

料亭などでの会計時にiPhoneなどが出てきたら若干引きますが、「モバイル」利用は、よほどの高級店でない限りそこまでの違和感はないのです。


老舗や飲食店等、「格式高さ」のようなものを売りにしているわけではない場合には「モバイル決済」で楽々クレジットカード導入。

最近では大いに取り入れられるようになってきた「クレジットカード決済導入」への近道です。

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「モバイル決済」とは?


特徴は導入のしやすさと、かかる費用が格段に少ないこと。

従来の「据え置きタイプ」がおおよそ10万円前後であるのに対し、モバイル決済用の端末では2万円弱。

しかも、


「〇か月以内に決済を1回以上行えば、購入費全額キャッシュバック!」


など、「ならば初めからタダでくれてもいいのでは……?」と一瞬思ってしまうほどのお得なキャンペーンを実施しているところもあります。


レジと一体化したようなゴツイ据え置きタイプとは違い、お店側が用意するのはタブレット端末と、専用のカードリーダーのみ。


タブレット端末は特別のものである必要はなく、市販されている普通のスマホやタブレットなどでOK。

ご自身で使われているものを利用してもかまいません。


そして「キャンペーンで実質タダ」になることもある決済用の端末が上記の「カードリーダー」


    もしかしたら導入費用ゼロで始められちゃう……?


しかも電子マネーにまで対応しているものも多い。

(ただし、使えるものはモバイル決済サービスの会社ごとに変わってきます)


利用者(お客さん)のクレジットカードをカードリーダーに挿し、暗証番号を打ち込んでもらい、タブレット上で決済完了。


会計時にレジまで来てもらわなくても問題なし。

飲食店でしたら、お客さんは座ったままお会計終了。

タブレットとカードリーダーを持って、店員さんが席まで行くだけでいいのです。

現金で支払っている他のお客さんをしり目に、レジ脇をスルー。

出口にゴー、です。


お客さんもちょっと優越感。


さらには、利用者側が事前に、

  • 「クレジットカード(や銀行口座)」などの会員情報を登録
  • 専用アプリをインストール
をしておく必要はありますが、



  • 店側
    「モバイルに支払代金をQRコード化したものを提示」

  • 利用者側
    「スマホで読み取る」
    「アプリの決済画面からのスワイプ操作で支払い」
    「決済完了の画面をお店のスタッフに見せてから退店」


という、もはやどこにもクレジットカードが出てこない「クレジットカード決済法」まであります。

簡単・お手軽なのです。


しかも導入費が安い(実質ゼロになることも)だけではなく、従来タイプのものに比べ、審査にも時間がかかりません。

多くの場合数日から1週間程度(2週間近くかかるものもあります)。


そして入金サイクルも早い。


モバイル決済サービスには「楽天ペイ」「エアペイ」「スクエア」「コイニー」などいくつも種類があるのですが、早いところでは翌営業日には振り込み。

ここまでスピーディーでなくとも月に6回など、入金に2週間から1か月の時間がかかるこれまでのクレジット決済に比べると、もう、あからさまに素早いものが多いのです。


決算手数料も、現在(2018年)3.24~3.25%(JCB・ダイナース・ディスカバリーについては「3.74~3.95%」に)。


モバイルではないクレジット決済では4~7%。

ここもかなり助かります。


── と、非常に導入しやすいモバイル決済ですが、



  • 上記の「スーパーメリット」的なものがすべてのモバイル決済サービスで受けられるわけではない

  • 審査には事務手数料、システムの設定にも費用はかかる
  • キャンペーンを実施していないモバイル決済サービスもある
  • 月々の固定費がかかるサービスもある
  • カード会社との通信費用は、決済ごとに毎回発生


などなど、注意すべき点もあります。


そして、全体的に導入費用が(キャンペーン中などでなくても)従来タイプに比べ安く、決済手数料の低さ、振り込みサイクルの速さ等々のメリットはあるものの、


    「使ってくれる人がいなければ意味がない」

    「サービス・商品を低価格で提供している場合には、モバイル決済を取り入れることで回転率を下げることになってしまっても意味がない」
    (慣れていないとモタつきます。ミスも多くなるかも)

    「いくら少ない料率とはいえ、現金払いの場合では引かれる料率はゼロ。これを上回る利益が導入によりもたらされなければ意味がない」


結局、初期費用・維持費用は安く抑えられるかもしれませんが、


「安く抑えられている」


だけなのです。

ゼロではないですし、やり方によっては赤字を招くことも。


ここはモバイル決算でないクレジット決算を導入する場合と同じです。


先ほど書いたことと矛盾するようですが、従来型のクレジット決算からモバイル決算へ移行したために起こる客離れも起こらないとは限りません。


「クレジットカード決済を導入したら利用者が増えるかも」


という見切り発車は危険です。


今の状況でもクレジット決済を導入できるか、導入することでなぜ今以上の集客が望めるか、をしっかりと検討していくことが大事。

現金の管理等のメリットもありますが、クレジット決済は基本、

  • 手間はなくなる
  • 出費は増える
です。


これがどう変化していくかは未知数。

  • 手間もなくなり、利益も増えた!
  • 売り上げは伸びずに(もしくは変化なく)ムダな出費だけが嵩んでいく……
どちらの結果を迎える可能性もあります。


「モバイル決算なら、多分大丈夫! よし、導入決定~!」


の前に、一旦冷静になって「ところで本当に必要なんだっけ?」と考えてみることも非常に非常に、大切です。

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クレジットカード導入の「メリット・デメリット」をまとめる!


2020年開催のオリンピックに向け、政府は、


「大都市圏の主要施設や観光地などでの『100%キャッシュレス対応』」


を目指しているそう。

そのため、近いうちに支払端末設置の補助金等の政策を始める、といった話も出ているようです。


スマホなどと連動させたものなら、さらに便利。

もう、この世から(少なくとも日本から)「現金」というものがなくなってしましいそうな勢いです。


    ── いいじゃん、全部クレジットカード払いでも。

    便利だし、お金なくても欲しいもの買えるし♪


……こちらの「利用者側」については今回はおいておきます。


ではではここで「導入」に関してのメリット・デメリットのおさらいです。

もう一度まとめていってみましょう。

クレジットカードを導入で得られるメリットは?



  • 集客効果
  • 「ついで買い」率のアップ
  • ほとんどの支払をカードで行う海外の観光客の皆さんがお客様になってくれる率もアップ
  • カード利用でポイントがつくため、幹事さんに選ばれる率もアップ。団体での利用が増える可能性が高くなる(飲食店の場合)
  • 審査に通らなければカードの取り扱いは不可なため「信頼のおける店舗」としての証になる
  • 店舗等に置いておく現金が減る
  • よって、強盗から売上を守れる
  • 釣銭切れなどによる、回転率低下へのデメリットがなくなる
  • 収支のズレなど、金銭管理への負担が軽減
  • 定期的に支払う必要のあるものは、どう考えてもカード払いの方がお互いに楽(支払い忘れ、そのための未納・未回収等がなくなる)  などなど

デメリットは?



  • 上記「メリット」が、すべての場合で受け取れるものではないこと

  • 提供しているサービスや商品によっては、初期導入費、固定費が負担になる(結果赤字になる)
  • 導入のため、システムなどの見直しが必要(費用的にも、慣れるまでのミスやもたつきなどで、一時的にでも非効率な状態に)
  • ネットを介しているため、サイバー攻撃の対象になることも
  • 売上の振り込みが遅い(モバイル決済でない場合)
  • 振り込みサイクルがバラバラ(決済代行会社にお任せしない場合)  など

結局、どうなの?


メリットとデメリットを知り、かつ納得した上で出した結論であれば、それが正しい「どうなの?」の答えです!

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終わりに……

                                                 

    結構普通にカード使ってたけど、導入のために、相当頑張ってくれてたのね……


はい……
汗と涙の結晶です……


加盟店にかかる「決済手数料」などもあるため、


「お店が損しちゃう……じゃあ、現金で支払った方がいい?」


とも思うのですが、こうした理由でカードを使う人がいなくなってしまったら、導入に向けての数々の労力がムダになってしまう……?


……それはそれで、申し訳ない……


今後(政府の意向なども含め)ますます「キャッシュレス化」は進んでいくと思います。


そう考えますと、いずれは「クレジットカードの導入」は不可欠なものとなっていくのかもしれません。


ですが、



    「イートインコーナーに、自由に使える調味料を置いておこう」

    「トイレの鏡は全身が映るものに変えよう」

    「返品にはよほどの理由がない限り100%応じるようにするぞ!」

    「クレームにも、できるだけ誠心誠意応える!」

    「お客さんに喜んでもらえるなら、オレは裸にエプロンで店頭に立ってもいい!!(そして従業員に本気で止められる……)」


などなど、クレジットカード導入による「信用」よりも、実はこうした「利用する側のメリット」を考えたアイデアや行動の方が、はるかにお客さんからの「信頼」獲得に繋がることだったりして……などとも勝手に思っております。



── さてさて、またもや長々と書き散らしてしまいましたが、皆さまのモヤモヤは少しでも解消しましたでしょうか……?


メリット・デメリットは難しいですね。


誰かにとってのメリットが、誰かにとってはデメリットに変わります。


判定するのは個人個人。

その「判定キッド」的にほんの少しでもお役に立てていましたらうれしいです。


最後までおつき合いいただき、本当にありがとうございました。

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ここまで読んでくださりありがとうございました。
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