「え! ここに住んでるの? すごい高層マンションじゃん!!」
「ん、そうだよ。2階だけどね」
「(あ、そうなんだ……なんか……ちょっと惜しい……)」
── 別に惜しくはないです……
が、何となく憧れてしまう「マンション最上階」の響き。
高級ホテルのバーやラウンジも大抵最上階にあります。
仮に低層階にあるレストランで提供されているメニューと全く同じものが出てきたとしても、なぜか数倍増しでおいしく感じてしまう「最上階マジック」。
こんな気分が毎日自宅でも味わえたら……
── 賃貸・分譲問わず、マンションの最上階はやはり人気があります。
なにせ空が近い。
半端な開放感ではありません。
他のフロアに比べ、一般的に物件価格は高いのですが、それでも「住みたい」と思う方は多いのです。
「眺望の良さ」だけではなく、最上階に住むことで得られるメリットには他にも多くのものがあります。
ですが、デメリットも案外多い。
住んでしまってから「あの時の自分に教えてやりたかった……」と痛恨のミスを噛みしめるには、「マイホーム」はあまりにも高い買い物です。
とりあえず良い面・悪い面だけでも押さえておいてしまいましょう。
良い面の方が魅力的ならぜひ、最上階住まいを。
その悪い面は致命的すぎだ、と思う部分が多ければ違う階を選択。
マンションの最上階に住む「メリット・デメリット」を紹介いたします。
皆さまの「最上階は自分の暮らしに合ったチョイスか?」について、少しでもお役に立てれば幸いです。
「マンションの最上階に住みたい!!」のはどうして?
まずは低層階に住んだ場合を考えてみましょう。- 窓を開けても見えるのは道路、または隣の建物の壁
- 上の階で走り回る元気なお子さんの足音などに悩まされる
( ̄▽ ̄) 懐かしいのだ
そのおかげで目覚ましなしでも遅刻しないで済んでいたのだ
そのおかげで目覚ましなしでも遅刻しないで済んでいたのだ
ですが、最上階なら
- 窓を開ければ空が見える
- 上に誰も住んでいない(上からの騒音に悩まされずに済む)
住んでみて初めて分かるメリットは他にもあるのですが、こちらの2つをメリットとして挙げる方は多いのです。
「眺望がいい」というのは前述の通り。
こちらは単なるメリットです(という言い方もヘンですが)。
一方「騒音トラブル」というのは共同住宅であれば避けられないデメリットの一つ。
防音性・遮音性に優れたマンションも増えてきてはいますが「無音」というわけにはいきません。
中でも、上の階からの足音というのは振動となってかなり響くのです。
でも最上階の上には住戸なし。
マンションでは避けがたいデメリットを回避できる、というメリット得ることができるのは最上階だけです。
また、道路ははるか下。
クルマが走っているのも、街からの喧騒もはるか下。
音が遠くなるため、外からの騒音も最小限に抑えることができます。
クルマの走行音などは、最上階でなくてもある程度の高層階であれば、同様に小さくなりますが「上階からの音」まではカットできない。
最上階だけの特権です。
以前のお住まいで騒音によるトラブルに巻き込まれた方や、人並み以上に音に対し神経質の方などには本当にうってつけの物件となります。
ただし、騒音がそれほど気にならない方にとって、ここは微妙なライン。
もう一つの大きなメリットである開放感あふれる見晴らしは確かに素晴らしいのです。
が、さすがにいずれ慣れてきます。
そして景観に慣れようと慣れまいと、最上階は他のフロアに比べ物件価格が(賃料だとしても)高い。
Σ( ̄ロ ̄lll)ガーン ……
(;゚Д゚) だ、大丈夫なのだ。最上階にはまだまだメリットがいっぱいあるはずなのだ!
物件価格は確かに高いのですが、それを「割に合わないほど高い(割高)」と感じるか、それ相応の金額と感じるかは人それぞれ。
続いて、上記2つ以外の「最上階のメリット」について見ていってみましょう。
マンション最上階の「メリット」
- 風が良く通る
- 陽当たりがいい
- プライバシーが保たれる
- 虫が来ない
- 他のフロアとは違う、特別仕様の設備や間取りであることも多い
- 資産価値が高い
-
「風通り」「陽当たり」
また、先ほどの眺望の良さからもわかります通り、最上階の窓の外には遮るものがありません。
風の抜けが非常にいいのです。
風が通れば湿気も逃げていきます。
ダニやカビ対策にもなるのですね。
そして「陽当たりの良さ」。
これもダニ・カビ対策には大事。
「風通り」「陽当たり」のダブルでやっつけてくれます。
また、このセットは春や秋にも大活躍。
「少し暑い」程度であれば風通りの良さにより、冷房は不要。
「少し寒い」でも陽当たりの良さが暖房代わりになってくれるのです。
機械からの風ではなく、自然の風ですので、快適かつ健康的。
また、
-
「プライバシーが保たれる」
日中はカーテンを開けて外の光を採り入れたい、と思っていても、低層階ですとどうしても外からの目が気になってしまいます。
立地によっては、道路に面している窓のカーテンは昼間でも閉めっぱなし、ということも多いです。
でも最上階なら問題なし。
仮に外から見上げられたとしても、視線は部屋の中まで届きません。
ですので陽が沈むまでは、部屋の照明をつける必要がないほど明るい。
- 風が良く通って →
- 陽当たりも良く →
- 人目を気にする必要もないため →
- 春・秋のエアコンいらず プラス →
- 昼間の照明も必要なし
( ̄▽ ̄) どーだ! さっきの無礼を詫びるのだ!
また、
-
「虫が来ない」
高層マンションの場合、最上階は虫の領域(飛んでこられる)よりも高い位置にあることになりますので、自力でやってくる虫はいません。
ですが、エレベーターに乗って(たまたま)や洋服についてくる、郵便物に紛れて、などなど、侵入手段がないわけではないのです。
よく「1匹退治しても、すでにその親戚ら数十匹は家の中に隠れている」といわれる黒い昆虫も、最上階の場合、
-
「不運にも紛れ込んだヤツを目撃してしまった」
-
「設備や間取りが他フロアとは違う」
特別感がすごいです。
他とは違う間取りや設備が価格に見あうもの、と感じられれば物件価格が高くても「割高」とは感じないはずです。
むしろ「ここまで充実した設備が使えるなら割安かも」と思うかもしれません。
そして、
-
「資産価値が高い」
売れるまでのスピードも他フロアに比べ速いです。
マンションの最上階を買い占めている投資家もいるほど。
将来的な引っ越しを視野に入れている場合には、ここも大きなメリットになるかと思います。
さてさて、このように「マンションの最上階」には多くのメリットが存在していますが、実はこれまでとはひとつ、大きく事情が変わっている部分があります。
-
──「地震」です。
-
「そんな、いつ起きるかどうかもわからないことを気にしていても……」
「いつ起こるかどうか」がわからないのは今でも変わりませんが、「いつ起こってもおかしくない」なのです。
そして、実際にも地震はかなりの頻度で起きている。
だからこそ以前に比べ「低層階」への人気は高まってきているのです。
── ということで、続いては最上階のデメリット。
上記のメリットも「場合によってはデメリットになってしまう」も含め、見ていってみましょう。
意外に多い「デメリット」はコチラ!
ではまずはこれまで挙げてきたいくつかのメリットが「デメリット」となる場合からです。- 見晴らしがいい
→ × なのに見える範囲にあるのは「廃墟」や「墓地」など、あまりにも魅力的ではない景色
→ × 周りも高層マンションだらけ - 上の階に住戸がない
→ × でも帰宅はいつも深夜。上の階に住戸があったとしてもあまり影響のない時間帯だった
→ × 屋上にある室外機等の稼働音が気になる
→ × 目の前が高速道路……騒音面も視界の広さにも何のメリットも感じられない
(騒音については、窓を閉め切れば気にならない程度にはなる。が、残念ではある) - 風通りがいい
→ × だから冬場は寒い
→ × 風が強すぎて洗濯物が飛ぶ - 陽当たりがいい
→ × だから夏場の暑さが強烈
→ × 最上階だが周りに建つ高層マンションの影になっている…… - 資産価値が高い
→ × その分 物件価格が高い
→ × 低層階人気に押され、高く売れない場合もある - 他のフロアとは違う、特別仕様の設備や間取りであることも多い
→ × その場合にはさらに価格アップ。修繕費などの金額もアップ
→ × 低層階人気……
-
大打撃……
物件価格と売却金額についてのバランスについては ── 今後の「最上階人気」による部分も大きいため何とも言えないのですが……
窓からだけでなく、屋根からも熱が伝わる最上階は構造的に夏場の暑さは深刻になります。
そのため、夏場の暑さをデメリットとして挙げる方は多い。
ですが、風通りの良さのメリットもありますので、案外相殺され「気にならない」「少し暑いくらい」と感じている方も同じくらいいるのです。
また、風通りの良さは夏場には重宝しますが、当然その分冬場には「寒さ」を連れてきます。
が、すべての「最上階」がこうしたデメリットに見舞われるわけではないのです。
(=゚ω゚)ノ では、お見舞いされない物件を求むのだ!
- 風はどの程度強く吹くのか
- 窓から見渡せる範囲には何があるのか
- バルコニーについている庇(ひさし)など、直射日光を遮るものはあるか
- 高速道路や幹線道路など、景観・騒音などに影響の出てくるものが近くにないか
朝・昼・夕方・夜など、できるだけ多くの時間帯に分けて確認することが理想的です。
が、建築中の新築マンションを購入する場合など、下見ができないことも多いのですね。
どうしても不安な場合は中古マンションという手もあります。
「新築か中古か」よりも実際の住環境の方が今後の毎日には大きくかかわってくるもの。
慎重にご検討いただければと思います。
その他「せっかくのメリットが……」ではない、純粋な「最上階デメリット」は以下の通り。
- 案外下の階の音も響く
- お子さまのいるご家庭には不向き
- 空き巣に入られる確率が実は1階と同程度に高い
- エレベーターがなかなか来ない
- やっと乗れても各階の住人の乗り降りにより、1階到着までの時間が想像以上にかかる
- エレベーター内で気づく「忘れ物」に凡ミスとは思えないほど打ちのめされる
(上記2つの繰り返しに) - エレベーターが生活には必須となるので、外出が本気で面倒になる
- そのエレベーターも災害時には停止
- 小さな地震でも揺れ幅が大きい
- 地震も怖いが火事も怖い
- 頭上にある避雷針に雷が落ちることも
(危険がないことはわかっていても、相当怖い) - 水圧が低いことが多い
- 鳥がバルコニーで憩う……そして糞害を被る
- 全戸分のディスポーザーの臭気が屋上の臭突に集結 → 一番近いのは最上階 などなど
こうなってきますと、もうほとんど「最上階あるある」のような感じ。
挙げればキリがないです。
(。-`ω-) なぬ? 最上階に侵入する空き巣? 飛べるのか?
ついでに災害時のことについてもちゃんと教えるのだ!
ついでに災害時のことについてもちゃんと教えるのだ!
順番に説明していくと永遠に終わらなくなりそうですので、いくつかのポイントごとに見ていきましょう。
■ 「エレベーターの待ち時間が長い件」について
待ち時間が長い、というのは最上階に住む多くの方が感じているデメリットです。通常エレベーターが待機しているのは1階ですので、距離的にも一番遠い。
すんなり昇ってきたとしても、それなりに時間はかかります。
ですが、その間に他の階の方が呼び出しボタンを押した場合、タイミングによっては、さらにこんな感じになってしまうのです。
- 5階の人が呼び出しボタンを押す
→ エレベーターは1階から5階へ移動
→ その直後に最上階の方がプッシュ
→ エレベーター、5階に到着
→ 5階の方を乗せて1階へ
→ エレベーター、最上階へ向かう - 5階の方が押す
- その直後に7階の方が押す
- 次に最上階の方
→ エレベーターは、まず5階の方を1階へ送り
→ 続いて7階へ向かい、その後1階まで運ぶ
→ ようやく最上階へ - 最上階の方がボタン押し、一番乗り
→ エレベーター、最上階へ向かう
→ その後ボタンを押したすべての階で停止
→ 住民を乗せる
→ ようやく1階へ
パターン②
パターン③
-
長い……
マンションから駅までの所要時間プラス「多めに見積もったエレベーターの待ち時間」が必要。
外出すること自体が面倒になってくるのです。
お子さまの場合も同じ。
遊びに行くのにも、このエレベーター待ちは必須。
遊びに行く気も失せます。
最上階は「お子さまのいるご家庭には不向き」とされているのは、実際にこうした理由から「引きこもり」となってしまうお子さまも多いからなのですね。
■ 「空き巣に狙われやすい件」について
最上階に限らず、もっとも狙われやすいのは午前10時から午後3時。
住民の皆さまが外出中であることが多い時間帯が狙われます。
1階(や2階も)が狙われやすい、というのはわからないでもありません。
たとえ玄関がオートロックで守られていても、窓のカギを閉め忘れていれば一発。
仮にしっかり施錠していても、ガラス破りなど、空き巣にとって便利な技術はたくさんあるのです。
ですので常に警戒は必要。
が、最上階は「エレベーター事情」からも分かります通り、住んでいる方さえも1階まで降りるのが面倒、と感じてしまうほどの距離的な不便さがあります。
「まさか空き巣もここまでは来ないだろう」と思いがちですが、空き巣は全然面倒がらないのです。
ご家族で住んでいる住戸の多いマンションでは、上記の通り「エレベーター内で住民と鉢合わせ」といった不安要素もあるため、空き巣に狙われる確率は低くなります。
ですが、単身者の多いマンションですと、10時から15時は本当にマンション内には人が少なくなるのです。
エレベーター内に監視カメラなどがついていなければそのままエレベーターを利用。
玄関を解錠する空き巣もいるにはいるのですが、多くの場合空き巣が目指すのは「屋上」です。
地上から見れば最も近いのは1階。
でも屋上からなら、最上階が一番近い。
そしてバルコニーにジャンプ。
もしくは同じような高さの建物があれば、そこから飛び移ることも可能。
マンションの高さによっては外壁をよじ登ってくることさえあるのです。
(外壁が周りの視線から隠れる等の条件がそろえば)
「まさかここまでは」といった油断があるため、最上階の窓はカギをかけていないことも多いのです。
かかっていても大丈夫。
ガラスカッターなどを使い、あっという間に室内に侵入完了です。
また、最上階には「プライバシーが保てる」というメリットがあります。
クルマや人通りの多い道路に面しているマンションでも、下から最上階のバルコニーで何が起きているかを窺うことができません。
低層階を狙うよりも、むしろ見つかりにくい。
空き巣のプライバシーまで守ることになってしまっているのですね。
上記の通り、狙われやすいマンションもあれば、まったく被害の出ないマンションもあります。
そもそもマンションというのは戸建てよりもセキュリティの面ではしっかりしていることが多いのです。
ですが「ここまでは来ないだろうから安心」という油断は禁物。
空き巣の思考回路は単純です。
「最上階の住戸 = お金持ちが住んでいる」
玄関のカギはもちろんのこと、お出かけの際には窓のカギをかけることもお忘れなく。
破られにくいガラス窓に張り替える等の防犯対策をしておくと、より安心かと思います。
■ 「災害時」のデメリットについて
怖いのは「地震」と「火災」です。現在は「耐震」だけでなく「免震」などを施しているマンションも増えてきていますが、一般的に高層階の揺れは非常に激しくなります。
揺れ防止マットを敷く、可能であれば転倒を防ぐための金具で固定する、などの対策が絶対に必要。
家具が横すべりしたり、最悪飛んでくることもあります。
大した震度でなくても、高層階になればなるほどこうした被害に逢う可能性は高くなる。
また、災害時にはエレベーターは停止します。
外に出るには、階段を使うしかありません。
規模の大きな地震の場合、エレベーターが使えるようになるまでに時間がかかることも考えられます。
また、階段自体が何らかの理由で一時的に通行できなくなる可能性も。
しばらく外に出られなくなることも想定し、水や食料、懐中電灯や簡易トイレなどの防災グッズ(備蓄品)も多めにストックしておいてください。
さらに「火災」ですね。
マンションの消防用設備は消防法や建築基準法により、設置が義務付けられています。
また、半年に一度の点検、消防署長または消防長へその報告をする義務もあるため、小火程度の火災に対しては、それほど心配はありません。
実際、火災発生件数や火災による死者数は、マンションの方が戸建てよりもずっと少ないのです。
ですが、大規模な火災、もしくは震災による同時多発的に起こる火災の場合は本当に怖い。
下の階で起きた火災の場合、その煙は上へ上へと昇っていきます。
また、フロア全体に及ぶような火災が発生した際には逃げ道が塞がれてしまうことに。
逃げ場は空だけ。
消防防災ヘリコプターを待つしかありません。
東日本大震災の時の出動件数は実に1000回近く。
ですが、出動したヘリ自体は300機強です。
この多くは自衛隊のヘリ。
都道府県が保有している機体数は最も多い東京であってもたったの9機なのです。
何時間待つことになるのか……
それ以前に屋上にヘリポートはついているのか……
少なくとも避難経路の確認は必須です。
(。-`ω-) 地震も火事も怖い……でもやっぱりリッチなイメージのある最上階への憧れはなかなか消せないのだ……
(*´Д`) ……
最上階だけが持つメリットは確かに魅力的です。
が、こうしたデメリットと、実際に被るかもしれない確率の高さにより、前述の通り「低層階人気」も高まってきているのも事実。
ライフスタイルや重視したい点などによっても「メリット・デメリット」は入れ替わります。
快適に生活するための階数というものはご家庭により様々なのです。
── さてさて、では最後に皆さまの快適な毎日を目指し、もう一度おさらいです。
マンション最上階の「メリット・デメリット」について、サクサクサクっとまとめていってしまいましょう。
マンション最上階の「メリット・デメリット」をまとめる!
-
★マンション最上階の「メリット」
- 見晴らしがいい
- 上の住戸からの騒音に悩まされることがない
(ただし、屋上に常に稼働している室外機などが設置されている場合にはその音が気になることも) - 風通りがいい
- 陽当たりがいい
- プライバシーが保たれる
- 虫が来ない
(たまに何かに紛れてやってくることはあり) - 他のフロアにはない特別仕様の設備や、広い間取り・高い天井の物件であることも多い
- 資産価値が高い などなど
- 物件価格が高い
- エレベーターの待ち時間が長い
- 上記エレベーター事情により外出が面倒になる
(「引きこもり」になりやすい環境でもあるため、お子さまのいるご家庭には不向きとされています) - 最上階であることの油断から、空き巣被害に逢いやすい
- 小さな地震でも揺れが大きくなる
- 小規模な火災には強いが、大規模な火災には弱い(避難経路の確認をしておく必要あり)
- 低層階人気により、売却がスムーズにいかない、もしくは思っていたほど高く売れないことも
- 上からの騒音はないが、下の階の音は響く
- 夏場は暑く、冬場は寒い
- 風が強すぎ、洗濯物が干せないことも
- 高速道路や幹線道路等、交通量の多い場所に建つマンションでは、最上階であっても窓を閉めない限り、それなりの騒音は覚悟 などなど
→ 購入前のチェックは忘れずに!
☆デメリット
△物件によってはあり得るデメリット
終わりに……
物事には良い面も悪い面もある。そこはわかっているのですが、さすがにその対象が「家」というのは……
「悩みレベル」もマックスになってしまいます。
(=゚ω゚)ノ でも、引っ越しはワクワクするのだ!
できるものなら、毎年違う場所に引っ越したいくらいワクワクします。
( 一一) ……そこまでではない
また、たとえ騒音に対して寛容な方であっても、
-
「裸で家をウロウロしても全く問題なし」
「自然の風に吹かれながら、夏のバルコニーで一杯」
「眼下の街並みをひとり占めにしているような全能感」
「エレベーターで『何階ですか?』と聞かれ、『○○階(最上階)お願いします』と答える際の優越感」
などなど、何ものにも代えがたい最上階ならではの魅力は感じるはずです。
メリットもデメリットもある「マンション最上階」ですが、そこを知った上で、
-
「当初の予定通り最上階に決定!!」
「そういうことなら低・中層階もありだ!」
── 今回も長文失礼しました。
最後までおつき合いいただき、本当に感謝しております。
ありがとうございました。