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日中、強烈に眠い…、
もしかしてナルコレプシー…??



…こんな疑問ありませんか?

日本には、約600人に1人程度の割合で
患者さんがいると考えられています。

私の知り合いに、
埼玉在住のナルコレプシーの患者がいて、
色々と、教えてくれました^^


なるほど、精神科なら
どこでも良いという訳ではない
のですね・・・


そこで今回、

ナルコレプシーの検査・診断と埼玉県で可能な病院
について、問い合わせと独自調査をしてまとめました。


では、さっそく見て行きましょう♪

埼玉県で検査・診断できる病院は?

※以下に紹介する病院を受診される場合は、
詳細を必ず電話で、ご確認下さい!


医療法人啓仁会平沢記念病院
認定医:平澤 秀人
検査:○
診断:○
治療:○
問い合わせ:04-2947-2466
住所:埼玉県所沢市北野3-20-1


平沢記念病院
認定医:井川 真理子

※問い合わせ先が、
上の「医療法人啓仁会平沢記念病院」
と同じなので、同様と思われます。


武蔵の森病院
認定医:岩瀬 利郎
検査:✕(検査設備がある病院からのデータ
持ち込みについては、正式な回答を得られず)
診断:△(?)
治療:△(?)


埼玉医科大学 かわごえクリニック
認定医:山内 俊雄
検査:○(検査は先生の診察次第とのこと)
診断:○
治療:○
問い合わせ:049-238-8111
住所:埼玉県川越市脇田本町21-7
※予約制。数ヶ月待ちの状態





埼玉医科大学 耳鼻咽喉科
認定医:中島 正己
検査:✕
診断:✕
治療:✕


獨協医科大学越谷病院(神経内科)
認定医:宮本 智之
認定医:岩波 正興
検査:✕(※東京都 代々木にある病院で検査した
データに基づき、診断や治療が可)
診断:○
治療:○
問い合わせ:048-965-1111
住所:埼玉県越谷市南越谷2-1-50


草加市立病院小児科
認定医:長谷川 毅
検査:✕
診断:✕
治療:✕
※成人は対象外とのこと


さいたま市立病院精神科
認定医:仙波 純一
検査:✕
診断:✕
治療:✕
※診察をしていないとのこと


国立保健医療科学院研修企画部
認定医:土井 由利子
検査:?
診断:?
治療:?
※情報が集められませんでした。


医療法人社団輔仁会大宮厚生病院
認定医:小島 卓也
検査:
診断:
治療:
※現在、詳細が分かりません。
分かり次第、記載致します。


まつもと耳鼻咽喉科
認定医:松本 直美
検査:✕
診断:✕
治療:✕


川口市立医療センター小児科
認定医:下平 雅之
検査:✕
診断:✕
治療:✕
※小児のみ可。


若葉内科クリニック
認定医:吉田  哲
検査:△(睡眠ポリグラフ検査の出来る、
連携医療機関を紹介できる可能性あり)
診断:?
治療:?
※主に、睡眠時無呼吸・低呼吸症候群、
むずむず脚症候群の検査・診断をしています。


結論

この3つの病院以外は、
難しいと思われます。

医療法人啓仁会平沢記念病院
でしたら、問題ありません。

獨協医科大学越谷病院(神経内科)
の場合、検査は東京で行いますが、
診断・治療は行ってくれます。

埼玉医科大学 かわごえクリニック
予約制で、診察は数カ月先になります
(2014/5/30現在)。

「山内 俊雄先生」は、テレビなどにも
出ているor出ていた先生で、専門分野も多く、
非常に評判がいいようですね!
★簡単に、ナルコレプシーの
原因を解説している動画です♪
「ナルコレプシー 家庭の医学動画版」

ナルコレプシーを診断する検査!

問診

  • 普段の睡眠時間は?
  • 規則正しい生活か?
  • いつ頃から眠気が出てきたのか?
  • 服用している薬はあるか?
  • 金縛りなどはあるか?
  • 交通事故を起こしたことがあるか(居眠りで)?
その他にも、色々と医師から聞かれます。

日中の強烈な眠気と、一言でいっても、
他にも、過眠疾患はありますので…

ナルコレプシー特有の症状がないかどうかを、
まずは、問診で見分けるのが一般的です。


基本となる5つ!!

5つの検査を紹介しますが、
最低でも以下の「1と2と5」は、
現在、必須と考えて良いです!!


1. 日中の強烈な眠気、もしくは睡眠発作
最低3ヶ月以上継続し、ほぼ毎日繰り返される。
(睡眠発作は、短時間の睡眠で治まる)


2. 情動脱力発作
喜怒哀楽が激しい場面で起こることが多く、
身体の一部が脱力して、力が抜ける。
(発作が生涯10回以上か?と、確認されることがある)


「1と2」の症状が、同時に表れる場合は、
ナルコレプシーの可能性がかなり高くなる。


しかし、情動脱力発作がなくても
ナルコレプシーの可能性はあります。

その場合、下のある「4&5」の検査は、
必須と考えて良いでしょう。

更に、少し下にある
「ナルコレプシーの補助診断の検査」の、
検査が必要になるかもしれません。


3. エプワース眠気評価尺度(ESS)
眠気の強さを調べる質問で、11点以上だと、
他の過眠症を含みますが、
ナルコレプシーの目安として考えます。

※確定診断には、強い影響力を持たない、
補助的な検査とされています。


私の知り合いのナルコレプシー患者さんは、
定期的に、医師から渡され、
記入していると言っていましたよ(ヽ’ω`)


4. 終夜睡眠ポリグラフ検査(PSG)

一泊して、夜寝ている時の睡眠を調べます。

眠りに入るまでの時間
加えて、眠りに入った時の脳波を調べます。
(ナルコレプシーでは、睡眠に入るときに、
レム睡眠の割合が多い特徴があります)


また、睡眠の段階がどの程度深いか?

更に、普通の方は、約90分周期の
睡眠サイクルなのですが、ナルコレプシーでは、
不規則なレム睡眠が多発します。


この検査では、
他にも睡眠中断の原因となる、
症状発見にも役立ちます。

※睡眠時無呼吸症状、
むずむず脚症状、不随意運動など


5. 反復睡眠潜時検査(MSLT)
※現在、ナルコレプシーの眠気の強さ
測る検査として、保険適応。

一般的に、
終夜睡眠ポリグラフ検査の翌日に行います。


日中、約2時間毎
数回(5回位が多い)検査します。

  • 睡眠に入るまでの時間を測ります
    (ナルコレプシーは非常に早い傾向がある)
  • 睡眠に入った時に、ナルコレプシーの特徴である、
    レム睡眠期が出現したか測ります
  • 検査を受けた方に、夢を見たか?の、
    確認もあるかもです
眠い

補助の検査!

ヒト白血球抗原(HLA)
HLAは「必要条件」ですので、
絶対ではありません。


知り合いは普通の血液検査と
同じ感じだったと、話していましたよ。

ちなみに、医師からは進められたので、
受けたと言っていましたm(__)m


この検査では、タイプを調べるのですが、
日本人の場合HLA-DR2の場合、約30%が陽性。

DQB1*0602の場合、約10%が陽性。

という結果が出ているようです。


つまり、
単純に日本人で「HLA-DR2」が、
陽性の人は約30%います。


ナルコレプシーではない人でも、
検査をしたら、約30%の人は
陽性の結果が出てしまいます(TT)


しかし、この「HLA」が陰性の場合
情動脱力発作のある
ナルコレプシーの可能性は低いです。


髄液オレキシン
髄液オレキシンについては十分条件
という位置づけになっているようです。


知り合いに聞いたところ、
激しく痛い(>_<)
ようです。

お尻の上あたりに・・・
なんだか大きそうな
注射器で髄液を抜かれるようです・・・

もちろん、麻酔はしますが、
二度とやらないと言っていました。。。


しかし、痛いものの(>_<)…

髄液オレキシン測定はICSD-2ですと、
確定診断検査の1つですので、
信頼性は高いと言えるでしょう。

※ICSD-2とは、ナルコレプシーの
 診断の基準となる1つのガイドラインです


次の章では、たったコレだけ?!です。

最低限の診断基準!

病院、医療機関により、
検査項目が異なる場合があります。

例えば、
[DSM-IV の診断基準]

これを参考にすると、
このような感じで書かれています。

  1. 日中の強烈な眠気、または睡眠発作が、
    最低3ヶ月以上継続し、毎日繰り返される。
    (睡眠発作は、短時間の睡眠で治まる)
  2. (A) 情動脱力発作…喜怒哀楽が激しい場面で
    起こることが多く、身体の一部が脱力して力が抜ける
    (B) 睡眠麻痺…入眠期や出眠期に、金縛りや
    人の気配を近くに感じるなど (※健常人でも起こる)
  3. この過眠は、服用薬や薬物乱用、
    あるいは、他の一般身体疾患からの
    直接的な影響を受けていないこと
すると、
1~3までの項目を満たしていれば、
脳波検査なしで、
ナルコレプシーの診断ができる事になります。
※「2」は、(A) (B)どちらか1つでも良い。


しかし現在は、
診断に正確性が欠けると考えられ…
この基準はほとんど使われていないようです。





まとめ

いかがでしたでしょうか?


知り合いも言っていましたが、
ナルコレプシーを、
検査・診断・治療
してくれる
病院は、かなり少ないです(;_;)


紹介した、病院ごとの「○、△、✕」を
ぜひ、参考にしてみて下さい!


ナルコレプシーは大変だよ・・・と、
知り合いは言っていました。。。


以上になります。

ありがとうございました。


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