ダイエットに成功…と、思ったら、
異常な食欲が・・・
困る…、なぜこんな事が…??
…確かに、健康な人でも、
その日の体調や気分で、
食欲も変わってきますよね?
「摂食障害」という病気が、
最近、増加傾向にあります(>_<)
…気になりますよね??
しかし、自分で自覚があれば、
摂食障害ではない可能性もあります。
もし、家族や友人に、
拒食症じゃないの?とか
過食症じゃないの?など
と、言われましたら…
少し危ないかもです(>_<)
そこで今回は、
「摂食障害とはどんな症状?原因は?」
これらについて、1からご説明します。
それでは、
自分の体の症状を思い出しながら、
読み進めてみて下さいね♪
摂食障害とは?
摂食障害(せっしょくしょうがい)とは、心の病気の1つとされています。
「食欲がある」、または「食欲がない」
これらと関係が深いのは、脳の指令です。
従って、
精神疾患の1つに分類されます。
●特徴は?
拒食症の発症は、平均約18歳です。
逆に、過食症は拒食症と比べ、
発症年齢は高く、平均20歳以上。
「思春期~青年期」に多く、
女性の割合が圧倒的に高い!
●有病率は?
特徴は、女性が約90%!
残りの約10%は男性ですが、
ほとんど、女性の病気…(>_<)
●患者さんの割合は?
日本の摂食障害の患者さんは、
全体の約3%と予測されています。
実際に、医療機関で治療していない
人が加われば、3%という数字は
あまり意味をもたない数字でしょう。
摂食障害の症状と種類!
大きく分けると、3つの種類になります。
1. 拒食症(神経性無食欲症)
(※厳密にはさらに2つに分けられる)
2. 過食症(神経性大食症)
(※厳密にはさらに2つに分けられる)
3. 特定不能の摂食障害
(※厳密には複数のタイプに分けられる)
しかし、3タイプに
共通する特徴もあるんです。
そのため、患者さんの症状は、
複雑で、実際には様々なんです。
1つずつ大きな特徴を
みて行きましょう!
1. 拒食症(神経性無食欲症)
- 自分では病気に気づかない
- 自分が標準体重の80%以下の状態で
3ヶ月以上継続する - 無月経の症状が表れる
- 食後に自ら嘔吐をしたり、
下剤を使うことも - 普段とは逆に、
飢餓のリバウンドで食事を異常に求める - やせて体力が低下していても、
非常に活動的な事が多い - 他人から「やせすぎ」と言われても、
今の体型に満足できないので聞き入れない - 体が悲鳴を挙げていても感じず、
体重・カロリー等の数字しか意識できない - 成長期に起こる体の変化を受け入れがたい
2. 過食症(神経性大食症)
- 自分が標準体重の85%以上ある
- 一気に大量の食べ物を
摂取する発作が表れる病気 - この発作は、自分でコントロールが不可で
常に起こる可能性がある - 普段控えている高カロリーで、
脂の多い食べ物を一気に食べる - 食べ過ぎた後、後悔や自分を責める
「拒食症と過食症」には、
似ている症状があります。
それを判断する
基準を記載しますね!
「拒食症」は厳密に分けると
以下の2つになります。
①制限型:食べるという行為に敏感で、少食。
②むちゃ食い&排出型:飢餓のリバウンドで、
過食を起こすが、嘔吐・下剤の乱用をする
そして「過食症」も、
2つのタイプに分かれます。
①‘排出型:拒食症の
「むちゃ食い&排出型」と似ている。
②‘非排出型:排出をしない。
食事をとらない・無理な運動でカロリー消費など
上記「②と①‘」の判別には、
「体重」を基準に分けます。
[結論]
②は自分の体重が、
標準体重(日本の基準)の、
80%以上をではなく、
「拒食症状が出現」している!
※ややこしいのですが、
①‘の過食症「排出型」では、
自分が、標準体重の80%以上で、
摂食症状がみられない事!!
です。
3. 特定不能の摂食障害
拒食症と過食症、2つの症状に
該当しない患者さん全てを指します。
そのため、
種類も多いです。
が、
特定不能の摂食障害という症状は、
知っている人や聞く人は少ないです。
その中で病名が
「むちゃ食い障害」という症状が、
近年、注目されているんです。
●むちゃ食い障害とは?
次の章は複雑ですが、- 食べ過ぎてしまう
- 肥満の人が多い
- 大食いの原因が、
味覚や食べ物に左右されやすい - 理想の体型へのこだわりは
「過食症」より少ない - 大食を抑制できない自分に
罪悪感を強く感じる - 大食いが自分の価値を
下げている要因と思う - 太ることに違和感はあり、
できれば痩せたいと思う - 拒食症と違い、
一般的な体重くらいが目標 - 排出行為は大抵おこなわない
(嘔吐・下剤・利尿剤など) - これらの特徴以外は、
普通の大食いの人とほぼ一緒 - 男性の割合が、
過食症・拒食症と違い多い - 過食症・拒食症よりも
年齢層が高い傾向がある
原因についてみて行きましょう♪
原因は?
摂食障害の原因は、非常に数が多いです。
また、
個人差が激しいため、
非常にややこしくて、
難しい病気であることは確かです。
これから、
代表的な原因について
みて行きましょう!!
●ダイエット
摂食障害の大きな原因!!
もちろん影響を受け易いのは、
女性になります。
自身が太っているのでは?と
必要以上に思い込むと、
無理なダイエットへと駆り立てる。
結果として以下の様に、
ダイエットに成功
⇒さらに体重を減らす努力をする
この流れが原因に繋がることも。
※食事を厳しく制限するダイエットは、
特に摂食障害になりやすい
●ストレス
ストレスには、この病気を発症させる
先天的要因がある!とされているのです。
ストレスの処理能力が弱いと、
発病につながりやすいと考えられます。
思春期・青年期の女性では、
思春期の「勉強」などが、
過度のストレスになることも。
また「人間関係」も、
“ストレス⇒摂食障害”
の様に影響を与える
原因の1つと思われます。
他にも、人それぞれストレス
を受ける原因は多種です。
●社会・文化の影響
現在、スリムな体型が、
社会的に求められています。
これは、健康面の事を考えずに、
ただ単に「スリム=モテる」といった…
イメージが文化として
根付いてしまったからでしょう。
特に女性の意識は、この考え方で、
過剰なダイエットの方法へ向かいます。
すると、上記の「ダイエット」
の項目のようになりがち!
若い女性は、
痩せている有名人に憧れます!
が、
それは社会的影響を
受けているということです。。。
実際に、
20代女性の平均体重は、
年々低くなっているのです。
●家庭環境
原因の1つに、子供の頃から、
過度にプレッシャーをかける。
親が将来、こうなって欲しい!と、
いう思いが、強すぎてしまうんですね。
また、
母親から愛情を受けずに育った場合も
摂食障害の要因の1つでは?と
考えられています。
父親も・・・
- 父親と母親の仲が悪く会話がない
- 父親が全ての権限を握っている家庭
- 父親が子供の育児に無関心
●うつ病
うつ病が、摂食障害を誘発するのか?
それとも、
摂食障害が、うつ病の引き金になるのか?
これは、はっきりとは解りません。
でも、
うつ病患者さんが、摂食障害を
起こすのでは?と、感じている人は、
実際に多くいます。
おそらく、
原因の1つではないでしょうか?
また、
摂食障害に「抗うつ薬」が
有効な場合が多い…
これは、うつ病との関連性が、
深いと考えていいと思います。
●性格
・完璧主義者
挫折を経験することで、
発病のきっかけとなる。
・負けず嫌い
若い女性は、他人と比較しがち。
自分の体型が、ある人よりも
劣っている事が許せない。
これは「社会的影響」を受けていて、
痩せている=美しい。
と、思い込んでしまう。
また、負けず嫌いの性格は、
勝てない時、ストレスの負担が、
大きいと想像できます。
・自分に自信がない
思春期の女性は、
自然と体型を意識します。
自分の体型が、他人と比べて、
もの凄く劣っていると感じて、
自分を責める事で、発病の原因に。
最後に…
いかがだったでしょうか。「摂食障害」について、
大まかな謎は解けたでしょうか?
傾向的に、
これから更に、増加する可能性が
高いと思われるので、要注意!!
今日は以上になります。
ありがとうございました。