車リースのメリット・デメリットは?個人と法人で比較してみた

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新車のCMを見るたび、


「便利なのはわかる。その技術も素晴らしいものだと認めよう。

だが、そのことと買えるかどうかは全くの別問題なのだ……」



と潔くあきらめている私(たち)にとって、車のリースは「手軽に新車に乗る」ことのできる強い味方。


リース


ですが、


「おいしい話にはきっと裏があるに違いない」


とも思っているため、なかなか車のリース契約に踏み切ることができない、といった方も、案外多いのではないかと思います。


そして、それは正解。


便利そうな部分だけがクローズアップされることの多い「車リース(カーリース)」にも何かとデメリットは多いのです。


個人で車をリースする際には特に、しっかりと理解してからでないと思わぬ落とし穴にはまり込む場合もあります。

「場合もあります」なのですが、ここ、非常に大事です。


どちらも同じく「比較的長期の賃貸」とする車リースですが、個人と法人では受けられる恩恵、被るデメリットにも大きな違いが出てきます。



そういうことは、早めに教えといてもらわないと……


はい……



今回は「車のリース」についてのお話です。


もともと「法人」での利用が多かったカーリース。


    「個人」の場合と「法人」とでは何が変わってくるのか?

    そもそも、仕組みはどうなっているのか?

    ところで ── 本当にお得なの?


などなど、「個人」「法人」での比較を交え、車リースのメリット・デメリットについて解説いたします。


クルマは大きな買い物です。

カーライフだけでなく「ライフ」自体の快適さにも繋がる重要なアイテム。


皆さまが、快適なクルマとの毎日を送れますよう、少しでもお役に立てれば幸いです。

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「車リース」のメリット・デメリット!「レンタカー」や「カーシェア」「カーローン」との違いは?


先ほどもチラリと書きましたが「リース」とは、


「賃貸借契約」
「比較的長期の賃貸」



の意味を持つ言葉。


この賃貸期間が短いものが「レンタカー」。

時間、週、月などの単位ですね。


そして、そのさらに短時間の貸し出しを目的としているのが「カーシェア」。


旅行に行くには「レンタカー」が便利ですが、ちょっとしたお買い物などでは「カーシェア」を利用する、といった感じ。

用途によって使い分けることができます。


そして上記の通り、この期間が長いのが「車リース(カーリース)」ですね。


個人での契約では、会社にもよりますが一般的には「5年から9年」。

法人では「3年から5年」の期間が設定されています。


期間に関してのレンタカーやカーシェアとの違いはここだけ。

どれも「借り物」である点は一緒です。

約束の期間が来れば、返却しなければダメ。


ただし「カーリース」の場合ではプランによっては契約満了時に「買取」を選択することも可能。

長いこと乗っていたら妙な愛着が生まれてしまった……もうどうにも離れがたい……などの場合です。


    では、初めからローンを組んで買ってしまえばいいのでは(カーローン)?


と思われるかもしれませんが、そこで「カーリース」のメリットが登場してくるのです。

そして、デメリットも同時に多発。


まずは「カーリース」のメリットとされる部分、そのお得な仕組みから見ていってみましょう。

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カーリースの仕組み


では、新車を買いましょう。

できることなら「現金で一括払い」、これが一番です。

金利などもつかないので、大変お得。

ただし、大金が必要。


── ですので、たいていの場合カーローンを組むわけです。


現金で支払う場合と同じく「クルマ本体の金額」を毎月支払っていくわけですが、分割にしてもらっているため、手数料と利息がプラスされます。

だから「現金払い」より、最終的に支払う総額は大きくなることに。


そして通常、ローンには「頭金」が必要になります。

一括で支払うよりはだいぶ少ないとはいえ、決して安くはない金額が初めにかかるのですね。


こうして、ローンを完済し終われば晴れてその車は自分の所有車となる仕組みです。


「カーリース」でも似たようなもの。

契約した年数(5年・7年・9年など)をかけ、リース料を支払い、元金を払い切ることになります。


ただし、カーローンとは違い頭金をはじめに支払う必要はありません。

毎月の支払額は同じ。

ですので、ゼロ円からスタートできるのですね。

今手持ちがそれほどなくても大丈夫。


そして、



  • 月にどのくらい走らせるか(走行距離)
  • オプションや装飾品の選択(リースでの「本体」には装飾品が含まれていないことが多いです。ナビやETCはもちろん、場合によってはフロアマットなどもプラスする必要も)
  • ボーナス払いをするか、毎月完全に均一な支払額とするか
  • 契約年数は何年か

などにより、月々に支払うリース料金が決められていきます。


さて、ここで元金となる「クルマの本体価格」です。


ちょっと安すぎですが、便宜上本体価格100万円のクルマをリースするとしましょう。

これが(例えばですが)60万円で借りられる、のようになっているのですね。


この差し引かれている謎の40万円が「残価(残存価値)」とリース会社では呼ばれているもの。

契約期間満了後にも残っているであろう「そのクルマの価値」です。


ここがちょっとややこしので、申し訳ありませんが1000円のホールケーキをいったん買ってください。

でも食べていいのは5分の3だけ。

あとで5分の2は返さなければダメです。


……どういったシチュエーションなのかイマイチわかりませんが、ここで1000円丸々支払う人はまずいません。

支払うのは食べていいと言われた5分の3に値する600円だけ。

残りの5分の2は、どうせ後で返すのです。


この「どうせ後で返す、食べちゃダメなケーキ400円分」がリース会社でいうところの「残価」。


ですがその400円分に当たるケーキにフォークを突き刺したり、形を崩してしまったり、勝手にチョコをデコレーションしたりしてしまうと、本来の持ち主はちょっと怒ります。


「フォークでブスブス穴開けるとかって、何考えてんのよ! こんなケーキに400円の価値なんてあるわけないじゃない! せいぜい100円程度よ! ブスブスした分の300円も追加で払いなさいよね!!」


── ごもっともです。


リースでは「どうせ後で返す」ことが前提とされているため、あらかじめ本来の本体価格からその分を差し引いた金額を「リース対象の車両価格」として設定しています。


「本来の車両価格」-「残価分」


ですので月々のリース料金が低く抑えられることになるのです。


ここが「元金その①」にあたる部分。


ですがリースが人気を博しているのには、この本体価格がお得になる、だけではなく、


    「車検基本料」

    「法定点検費用」

    「メンテナンス費用」

    「自賠責保険料」

などなど、クルマの維持にかかる税金や定期的な点検費用などをいちいち支払わなくてもいい、というメリットもあるから。

正確には払う手間が省けるから、です。


これらはしっかりリース料に含まれています。

ですので、これが「元金その②」。


ここはちょっと微妙。

決してお得になっているわけではありません。

ただ、この手間が省けるのは楽。

クルマにそれほど詳しくない方にとってはかなりのメリットにはなると思います。

プロが定期的に整備をしてくれる上に、追加料金を払わずに消耗品の交換や細かなメンテナンスも受けることができる。


── その分は毎月分割でリース料金として払っているからなのですが……まあ、楽は楽。


さらに案外見落としがちなのが「金利」に関することです。

金利というのは「元金」に対してかかるのですね。


……この辺から徐々にメリット部分にデメリットが混じり始めてきます。


カーローンの際にはその元金は「車両本体価格」のみ。

ここに分割手数料と金利が付きました。


カーリースでは、本体価格から残価分を差し引いた金額が「支払うべき車両価格」となっています。


が、金利についてはちょっと違う。

契約満了時に契約者が選択できるのは、



  • そのまま返却
  • そのまま契約延長、または他のクルマに乗り換えての再契約
  • 買い取り


最後の最後まで「買い取り」の選択肢が残されているため「残価」分にもしっかり金利はかかっているのです。


これが「元金その③」。


薄々お気づきかと思いますが、リース契約での金利は一般的なカーローンを組む場合よりも結構割高になります。

本体価格からは残価設定分は差し引かれていますが、金利のかかる元金には「対象車両価格」プラス「残価分」、契約期間中の税金や、メンテナンス費用、などなどがプラスされているからです。

支払総額で考えますと、一般的にはリースの方が高くつくことになるのです。


それでも月々の支払いはカーローンよりも安くなる。

会社にもよりますが、軽自動車では2万円台から、普通車でも4.5万円台です。


契約満了ごとに乗り換えが可能なだけでなく、ローンを組む場合では予算オーバーとなってしまう「ワンランク上」上のクルマにも手が届く。


しかも面倒な税金関連、メンテナンス費用の追加もなし。


ここはかなり重要です。


前述の通り、カーリースでは月々の支払額は一定。
(※「ボーナス払い有り」にした場合には、その月だけは余計にお支払いです)

定期的にやってくる車検や保険の更新、自動車税の納付などというのは面倒なだけでなく、経験上その日が近づいてくるだけで胃が痛くなるほどの大きな出費になります。


これがない。

ビクビクする必要もなく、2年に一度の車検シーズンなども迎えられる。



でも、支払総額は高い。

金利も高い。

お得なようで、実はお得ではない。


── でも……毎月の出費が……


──「何かを得るためには、何かを犠牲にしなければならない」


このような状況を「トレードオフ」と呼ぶのですが、まさにこれぞカーリースです。

メリットを享受するためにはデメリット部分を容認しなければならない。


カッコつけずに言うと、


「手間や時間に対してのメリットはあるけど、金銭的にはちょっと……」



そしてもう一つ。


「借り物」


であることです。

先ほどのケーキブスブス事件でもお判りいただけますように、ちゃんとした状態で返さなければいけないのですね。

この「ちゃんとした状態」というのが、結構厳しかったりもするのです。


まず改造などは禁止。


してもいいのですが、契約満了時には元通りに直して返却です。

当然ですが、傷やへこみなどにも気を付けてください。


シートなどの汚れやシミもダメ。


そして、契約時に決めた「走行距離」をオーバーしてもダメです。


大抵1000キロから2000キロに設定されていることが多いのですが「絶対にもっと乗る」という方はこの設定をリース会社の人と相談して変える必要が出てきます。


これらはみな、先ほどの「残価」に係わってくるもの。

改造した車や、傷や汚れのある車、走行距離の多くなってしまったクルマの価値は下がります。

始めに取り決めた残価分が、残っている状態で返却することが条件なのです。


人気のある車ほど、この残価設は高く設定されています。

数年前の車でもそれなりの価値を保ち続けていられるからですね。


つまり、月々のリース料金も低くなる。

それはそれで「ラッキー!」なのですが、これは返却時にその価値を失っていないことが条件の金額。

違反すれば、違約金が発生します。


全損事故などでは即解約、残りのリース代(残価分含めて)全額お支払い。

盗難もアウト。

どうしようもない事情で契約期間中に解約する場合でもこれ。


シビアです。


……リースしたクルマ、傷つけるの怖くて乗れない……


── そこまで怯える必要はないかと思いますが、実際、気は使います。

これが、比較的長期間続くことになりますので、胃腸の弱い方には堪えるかも。


ですが、法人の場合では、これらのデメリットすらメリットに変えてしまえる仕組みがあるのです。


では続いて、法人でのカーリースについて、その錬金術的なメリットについて、いってみましょう。

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法人の場合のメリットとは?


前述の通り、法人であってもローンを組んでのクルマ購入に比べカーリースでの方が金利が高くなるのは同じ。

大抵の場合、支払総額も割高になります。

傷をつけないように神経を使う、走行距離を範囲内に収める、などについても変わりません。


ですが法人の場合、ローンで購入した時と比べ、圧倒的な「節税効果」が得られる、というメリットが付いてきます。


税金のかかる仕組みを簡単に見てみましょう。


例えば魚屋さんが収入を得るためには売るための魚を仕入れなければなりません。
(※ 法人登記している魚屋さんは少ないかと思いますが、そこはスルーしてやってください)


魚がないと商売にならない。

また、魚を冷蔵しておく設備等も必要です。

月に一度の町内会の会合、その後の付き合い(飲み会)にもお金がかかります。

店先に立つおかみさんの身だしなみが、あまりにも……ですと、売り上げにも響きます。

店主の前掛けが汚れているのも不衛生です。

お化粧品や定期的なクリーニング代もかかる。

見えない部分ですが、靴下も1日にできれば2回は取り替えたい(長靴で蒸れるから)。


これら、魚屋さんが魚を売るための支出を単に「費用」と言ったり「経費」と呼んだりします。


税金というのは「利益」に対してかかるもの。

そして「利益」というのは売上(収入)から経営上必要な費用を差し引いたもの、です。


ここで今度は「損金」と呼ばれるものが出てきます。

上記諸々の中でも、法人税を計算する際に「収入から引いてもよし」とされている費用のことです。


多分ですが靴下は損金として認められないため、おかみさんが安売りの日を狙ってスーパーなどで購入。

飲み代も自腹。

お化粧品もご自分で。

でも商売の肝である魚の仕入れは損金扱い、など、細かく分かれています。


損金が多ければ多いほど利益は少なくなってしまうのですね。

そして「税金は利益に対してかかる」。


さて、上記の費用の中の「冷蔵設備」です。

これは案外高い。

ですので、現金払いの他、ローンでの購入や、リースである場合が多いでのす。


── 大丈夫です。

ちゃんと「クルマ」のことも忘れていません。

が、もう少し続きます。


冷蔵設備は今後もずっと使い続ける大事な財産。

現金払い、またはローンで買った場合で考えてみましょう。



  • 1年を超え使用する予定がある
  • 販売目的で保有しているものではない
  • 一定の金額以上の資産である

これらの条件を満たしたもののことを「固定資産」といいます。

法人では「資産」として計上。
(※「固定資産台帳」に記載)


そして上記の「1年を超え使用」というのがミソ。

国が定めた、今後使い続けられるであろう年数(耐用年数)に応じて、その費用を分割して計上する仕組みになっているのです。
(ローンの場合でも損金として扱えるのは利子部分に関してのみ)


これが「減価償却」。


50万円で買った冷蔵設備の耐用年数をわかりやすく5年としてみます。


購入した次の年にはその価値が40万円に減り、その次の年には30万円に、4年目では価値は10万円。

そしてついに5年目で価値はゼロ。


この10万円ずつ減っていく価値が「減価償却費」として計上され、売上から控除されていくのですね。

購入した、もしくはローンを組んだ年に全額損金として認められるわけではない。

上記の場合では耐用年数である5年後にやっとすべてが費用化されることになります。


一方「リース」の場合は借り物。


「賃貸借契約」ですので、固定資産にはなりません。


つまり、


── 毎月にかかるリース料金、全額損金扱い


ナイス。


さて、やっとここで「クルマ」の登場です。


法人でのクルマ購入も、上記冷蔵設備購入時と同じ仕組み。
(クルマの耐用年数は新車で6年)


現金購入やカーローンでは「固定資産」になるクルマも、カーリースを利用すれば損金として全額算入ができる。

しかも、デメリットでもあった、


    「月々のリース料金には車検費用やメンテナンス費なども含まれる」

    「さらには、そこに金利もつく」


これも丸ごと損金として扱えてしまうのです。

そして前述の通り、


    「損金が多いほど、利益は少なくなる」

    「税金は利益に対してかかる」

    →「税金(法人税)が安くなる」

クルマはどちらにせよ必要なのです。

その手段には現金払いという手もあるしカーローンでもいい。


── でも、カーリースにすると、勝手に節税に繋がっちゃう


ならば利用する方がいいに決まっている、となるのですね。


クルマの台数が多ければ多いほど、この効果の差は出てきます。


そして、こうした節税に関するメリットだけでなく、メンテナンスなどの手間が省ける、ということも大きな利点となってくるのです。


クルマの管理・維持にも、コストはかかります。


2.3台なら何とかなりますが、100台以上のクルマを保有する大きな会社などでの車両担当者さんの負担を考えてみてください。

もう、エライことになっているのです。


そこをリース会社が全部請け負ってくれることになりますので、担当者さんの負担も減り、そのための人件費も抑えられる。


「新車購入」となれば、単純に大金がなくなります。

カーローンを組めば「未払い状態のもの(買掛金)」が増えることに。


でも、カーリースなら毎月の支出額も一定。

財務上のバランスが悪くなることもありません。


── もう、法人ならリースにしちゃいなよ……


と小さく呟きたくなるほどメリットが凄い。


ただし「借り物」であることに変わりはありません。

社名や会社のロゴ(というかマーク)を車体に入れてくれるなどのサービスもあるのですが、それ以外の改造はダメ。

走行距離や傷、へこみ、事故・盗難などに関しても同じ。


「残価」への配慮は絶対条件になります。


あくまで傾向ですが、たくさんのクルマを保有している法人ほどカーリース利用率は高く、個人事業主の方では、購入するケースの方が多いようです。


現金払いやカーローンに比べ、支払総額としては割高になることがほとんど。

これは単純にデメリットです。


つまりは、この部分をメリットに昇華させられない場合には、カーリースを利用する意味がそれほどない、ということなのですね。



では、個人での場合は?


    ── 法人だから、デメリットをメリットに変えられたわけでしょ?

    マイカーリースじゃ、損金とか関係ないし、金利高いし、支払総額も……

    なんで、マイカーリース、盛り上がってんの?

……法人の場合のように「ならば利用せねば!」といった、誰もが享受できるメリットが個人では少ないことは確かです。

ですが、マイカーリースに「向いている人」というのはいるのです。


続いては個人で契約するリース「マイカーリース」についてです。

カーローンの方が得をする人、マイカーローンをおススメしたい人など、そのメリット・デメリットを見ていきましょう。

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マイカーリースのメリット・デメリット


まず挙げられるのは「まとまったお金はないけれど、クルマを持ちたい」という人に対してのメリット。


マイカーリースでは頭金を支払う必要がないため、本当にゼロ円からスタートすることができます。

ただし永遠にゼロ円が続くわけではないので、月々のリース料は払えるようにしておいてください。


レンタカーやカーシェアを利用する手もあるのですが、クルマのナンバーは「わ」なのです。

仮にその車種がベンツであっても「わ」。


もう、もろバレなのですね。

別にバレてもいいのですが、少なくとも自分のもの感が非常に薄れます。

借りている期間も短いので(カーシェアでは15分から、などが一般的なので逆に自分のもの感を持たれてしまうのも厄介なのですが)当然といえば当然。


メリット・デメリットは先に挙げた通りです。



  • 月々の出費が一定で、しかもローンを組むより安く抑えられる
  • そのため、ワンランク上のクルマに乗れる(残価設定により月々の出費が抑えられるから)
  • メンテナンスや車検、自賠責保険などの料金も込み込みなので、急な出費に怯えることもない


  • でもその分金利が高い
  • 改造などの自由度に欠ける
  • クルマに対しての気の使いようが半端ではない
  • 走りたいだけ走ってしてしまうと契約時に交わした「走行距離」を超過してしまうことになり、違約金が発生してしまう
  • 契約期間中に解約する場合には、残価も含め、全額を支払う必要あり


これらのメリット・デメリットから浮かび上がってくる「マイカーリースに向いていない人」とは、


「クルマに愛着を感じる人」


カスタマイズなども自分好みの仕様に、メンテナンスの手間もそれほど負担に感じないタイプのクルマ好きの方ですね。

もう、絶対カーリースはやめておいた方がいい。


「リース」というのはクルマだけでなく、「タイプライターからジェット機まで」といわれるほどに多岐にわたり色々なものを扱っています。


たとえ話が多くなり恐縮ですが、ではパソコン。

これを現金払いやローンで買うか、リースで借りるか、で考えてみましょう。


個人的には月々の支払料金が減り、定期的にメンテナンスもしてくれるリースがいい。

私にとってパソコンは単なる「便利な道具」の一つです。

しかも、かなりの頻度で壊れ、その都度修理に出したり買い替えたり、と非常に無駄な時間と「また壊れた!!」というガーン! な気分を味わっているから……


── 別に自分のものにならなくてもいい……とりあえず基本的なことができ、なおかつ不具合が生じても追加料金もなしにプロが見てくれるとか……ホント、最高。リースを選ばない理由がない


でも、ちょっと現実的ではありませんが「ペットのリース」はイヤ。

彼らは結構食べます。

病気にもかかる。

たまには専門の施設でシャンプーなんかもしてもらいたい。


これらの料金が込々で、


「月額5000円! 契約期間5年!」


……お得! とはならない。イヤです。


でも、こうは思わない方もいると思います。

ペットというのはまた特殊な例を挙げてしまいましたが、パソコンなどは自分好みにいろいろ手を加えたいし、それなり以上の愛着を感じている、という方も多いかもしれません。


クルマも持ち主により「便利な足」である場合も「何ならそこで生活してもいいほどに好き」な相棒的存在になる場合もあるもの。


相棒的存在とクルマをとらえる人には、リースは向きません。


旅行が好きで、その手段にクルマを使いたい方、ドライブ自体が好きな方も、上記の「走行距離」の制約により、契約満了時に想像以上の違約金が発生してしまうことが考えられますので、やめておいた方が無難です。

旅行の度にレンタカーを借りた方が間違いなくお得。


ここまでの思い入れはなく「とりあえず走ってくれればいいし、定期的な点検や税金、メンテナンスも引き受けてくれるメリットの方が大きい」と思っている方にはおススメ。


また、最近では「契約満了後はそのクルマをさしあげます!」という太っ腹なリース会社も増えてきているようですが、そうでないプランで、最終的に残価分を支払い買い取ろうと思っている方にもおススメできません。

ローンで購入した方が安い。

もったいないです。

あくまでもリースは「借りて返す」が前提。


リースは損だ、というご意見もよく聞きます。

それは本当なのです。


ですが「そこはわかってるけど」なのですね。

でも色々含めて、自分のライフスタイルには特に差しさわりがない、むしろメリットである、という方たちに選ばれているのがマイカーリース。


ただし、メリット・デメリットを良く知らないままリース契約を交わし「こんなはずじゃなかった」というのはちょっとした悲劇です。


ぜひぜひ、いい点・悪い点を天秤にかけ、ご自分に合った方法で愛車を購入、もしくはリースを利用していただければと思います。

(※ カーリースには法人・個人とも「ファイナンスリース(メンテナンス等を含めない)」「メンテナンスリース(含む)」の2種類がありますが、今回は主流である「メンテナンスリース」について書かせていただきました)

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車のリースはお得? 損? 法人・個人でのアレコレを比較!


もうこれ、書いてしまっているのですが……



金利はカーローンに比べ「損」。

支払総額も割高になることがほとんど。


金銭的には「損」です。


ですが、月額単位で考えれば「残価」分が差し引かれているため「得」。

そのためローンでは予算オーバーとなってしまうワンランク上のクルマに乗ることができるのはメリット。

何よりも税金やメンテナンス等にかかる時間と手間が省けるのは非常に楽。

しかも安心・安全にクルマを維持していくこともできます。

書類作成やその保管等もすべてお任せ。楽チン。


つまりトータル的なコストでは「得」となる部分も多いです。


そして法人の場合では、借り物であるリース車は固定資産とならないため「減価償却」での手間がなく、全額損金扱いとなるため節税に繋がる、という大きなメリットがあります。


また上記のメンテナンス等の手間がなくなることは、車両担当者の負担、そのための人件費まで抑えることができ、ここもリースのもたらす大きな利点となります。


現金購入は言うまでもなく、ローンでの購入にも「頭金」が必要。

大きな現金の流出と同時に買掛金が増える、という財務上バランスの悪い状態に。


リースであれば毎月一定額の支出となるため、予算等も組みやすくなる、というメリットもついてきます。


ここは個人であっても同じ。

車検や定期点検などに当たる月でもまとまった出費が必要ないため、家計に響かないというのはかなりのメリットになるかと思います。


結局、


    金銭的なメリット・デメリット

  • 月々なら: リースがお得
  • 支払総額なら: 現金払い > カーローン > カーリース


  • 時間や手間にかかるコストでのメリット・デメリット

  • リースの勝利!


  • クルマ好き、またはメンテナンス等を面倒に思わない個人の方では

  • リースはおススメできません


  • クルマは便利で必要だと思っているが、それほど詳しくはない個人の方には

  • リースはおススメ


  • 法人では

  • リース、ありだと思います


  • 個人では

  • デメリットをメリットが超える! と思える方にはリース、おススメです

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終わりに……


最近のカーリースにはいろいろなプランが登場しています。

以前に比べ、よりお手軽に、より便利に、そしてそれほどデメリットのないものも増えてきているのですね。


ですが、基本の部分「借り物だから大事に使わないとダメ」は変わりません。

原則、契約期間中の解約はできません。


また、残価ですが、傷や走行距離に関係なく、その車種自体の人気がガタ落ちしてしまうことも考えられます(リコール対象車になってしまった、など)。

このような場合でも契約時に取り決めた残価に満たない、とされ「差額」として支払い義務は発生します。


それがいい・悪いということではなく、このようなシステムがとられているということを十分納得した上で、リースの利用をご検討いただけますとムダなトラブルも起こりにくくなります。


またまた個人的には、ですが、マイカーリースもありかなぁ、と思っています。

クルマは私にとって「便利な足」。


カスタマイズの趣味もないため、単に大きな荷物を運んだり(バイクはきつい)、ちょっとしたレジャーに活躍してくれるなら、月々の出費は少ない方がいい。

その分、他のことに回したいです。

案外切実なのは支払総額より、月々の出費の方だったりもするのです。



さてさて、いかがでしたでしょう。

クルマ、普通に高いですので、ここは悩みどころかと思います。


たくさんくだらない例を挙げてしまいましたが、皆さまの「リースにしようか、どうしようか……」に少しでも役立てていましたらうれしいです。



今回も長文に最後までお付き合いいただき、本当にありがとうございました。

納得のいくクルマと出会えますように! 併せて願っております。

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ここまで読んでくださりありがとうございます。
この記事がお役に立ちましたら
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(^^)


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